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本の感想:『天地明察』

この本、実は1年以上前に予約を入れていたものです。あまりにも待たされて予約していたことすら忘れていましたが、年明け早々に図書館から連絡があり、ようやく借りることができました。せっかく借りれたので、簡単ですけど感想も書いてしまいます。 作者は冲方丁さんです。江戸時代に改暦に携わった渋川春海(安井算哲)のお話です。 本屋大賞を受賞し…
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『江の生涯を歩く』を読んだ後で、お江さんを思う~その3

なかなか書けないでいましたが、桐野作人著『江の生涯を歩く』を読んで思ったことを書く、第三弾です。ようやくこれで終わりです。 ◆大奥 大奥法度についての説明でよくわからないところがあります。寛永3年6月26日に「秀忠三女の勝が家門の松平忠直に嫁ぐため」とありますが、勝が忠直に嫁いだのは慶長16年です。寛永3年6月26日にほんとうは…
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『江の生涯を歩く』を読んだ後で、お江さんを思う~その2

桐野作人著『江の生涯を歩く』を読んで思ったことを書く、第二弾です。 前回からはだいぶ間があいてしまいました。そのせいで書きたいことを忘れてしまいましたが、本に付箋だけはついているので、それを見ながらぼちぼち思い出してみます。 ◆江の生まれた場所 今までは小谷城というのが定説でしたが、ここ最近、岐阜ではないかと言われるようになっ…
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『江の生涯』の感想おまけ(正月十六日の誕生祭)

『江の生涯』の内容でちょっと思いついたことがあるんで、付け加えます。 まだあんのかよ、とか言わないでくださいね。 元和八年正月十六日の若い王子の誕生の祭りの件ですが。 あれ、幕府の役人が嘘をついている、ではダメですかね。 だって佐竹家の家臣梅津政景にとって正月十六日は特筆することはなかったわけでしょう。 表立ってなされ…
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『江の生涯』の感想 その八(終章について)

やっと『江の生涯』の感想も最後です。長かった~。 終章の内容について、二三書きたいことがあるので、それを書いていきます。 江と秀忠との間の子が7-4=3人という説。 別に真相を暴いたっていいんです。正室の多産を疑ったっていいんです。 しかし、 「江戸時代に作られた系譜や家譜の類にはさまざまな作為がなされている。とくに母子 …
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『江の生涯』の感想 その七(名前・その他)

今回は『江の生涯』を読んで思った感想でうまくまとめきれないものを順番にあげて いきたいと思います。うまくまとまらず、すいません。 ちなみに、私は江についての悪い通説をほとんど信じておらず、特に信じていないのが 後継者争いの件です。私は後継者争いの事実はなかったと思ってます。以下はそういう 人がこの本を読んだ感想ということで読…
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『江の生涯』の感想 その六(最初の結婚)

今回は最初の結婚に関わる説についての感想です。 まずは福田さんの説をざっくりで説明します。 ・佐治一成と江の婚約は秀吉が決めたのではなく、織田信長の主導で、かなり前から 決まっていた。 ・佐治一成と母のお犬は実の親子ではない。 ・一成の父と言われる信方も、実際は兄で、兄の死後、養子として後を継いだ。 ・佐治一成は小牧・長…
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『江の生涯』の感想 その五(長丸・千姫・初姫・忠長・正之)

今回の『江の生涯』の感想は、残りの子供達についてです。 まずは江の実子ではないとする子のうち、残った長丸から。 長丸の誕生について慶長六年十二月三日・江戸誕生の説を紹介しています。『幕府祚胤伝』 『徳川幕府家譜』の記載とありますが、『幕府祚胤伝』の注についてはこの本では触れてません。 『幕府祚胤伝』の勝姫の注に「源流綜貫に蝶…
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『江の生涯』の感想 その四(珠姫とその子供について)

『江の生涯』の感想はまだ続きます。今回は珠姫とその子供についてです。 珠姫の誕生について慶長四年六月十一日・江戸と慶長四年三月・伏見の2説が載ってます。 一般的には『幕府祚胤伝』の慶長四年六月十一日・江戸誕生とされることが多いようです。 念のため懐胎時期を確認すると266日前は下記の通りです。  慶長四年六月十一日の場合…
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『江の生涯』の感想 その三(勝姫について)

『江の生涯』の感想続きです。 感想と言ってますが、実際は反論・批判になってしまってます。とはいえしょせん素人、 反論・批判と言える代物ではないでしょう。素人のくせにおこがましいとは思いますが、 一お江ファンが文句を言っている、ということでご理解ください。 もし間違い等ございましたら、ご教示いただけると幸いです。 今回は勝姫…
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『江の生涯』の感想 その二(東福門院和子の母代)

前回の感想続きでございます。次は東福門院和子について、福田さんの説の感想を 書いていきます。 ちなみに人物の名前についてですが、わかりにくいので、私の感想ではこの本の表記の とおりにはせず、一般的な呼び名のほうを使います。 この本だと徳川秀忠の五女で後水尾天皇の中宮になった人を「和」と書いてありますが、 幼名(入内前までの…
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『江の生涯 徳川将軍家御台所の役割』の感想 その一(家光の誕生時期)

お江ファンの皆様、こんにちは。この本はもうお読みになったでしょうか。 福田千鶴著『江の生涯 徳川将軍家御台所の役割』(中公新書) まだの人は、そうですね、かなり覚悟をしてお読みになったほうがよろしいかと存じます。 性格は今までの概略本と比べたら、むしろいい人に書かれていますが……。 なかなか衝撃的な説を披露されているので、気…
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本の感想:『徳川家光』

三冊目となります。最後です。 藤井讓治著『徳川家光』 吉川弘文館の人物叢書の内の一冊です。 この本を読んで、家光は後世美化されたほどには有能ではないけれど、三田村鳶魚 だったかな、誰かが言ったほど無能というわけでもないというのがわかりました。 病弱というのはつらいですねぇ。仕事が思うとおりにいかず大変そうです。 新た…
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本の感想:『江戸城の宮廷政治―熊本藩細川忠興・忠利父子の往復書状』

二冊目の感想です。 山本博文著『江戸城の宮廷政治―熊本藩細川忠興・忠利父子の往復書状』 細川家に残る膨大な書簡を通して江戸初期の政治状況や将軍・大名の姿を描いた本です。 解説というよりは当時の人々のやりとりを伝えることに重点を置いているので、 面白い読み物にもなっています。秀忠の大御所時代は世の中が明るい雰囲気だったと い…
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本の感想:『戦国三姉妹物語』

基本平安時代オタクな私が、来年の大河のせいで戦国~江戸初期の間を踏み迷っています。 昔は小説等読んでいたけど、ここ何年かはまったく読んでないので、急遽本やネットで 情報収集中です。昔の定説が今では否定されていることもあるみたいですからね。 というわけで戦国~江戸初期の本3冊の感想を続けてあげることにいたします。 まずは一…
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本の感想:牛山佳幸『【小さき社(やしろ)】の列島史』

見沼や氷川女体神社、大宮の氷川神社をネットで調べているときにこの方の論文を 見つけて、興味を持ちました。 それで地元の図書館の蔵書を検索して見つけたのがこの本です。 内容はタイトルどおりの小さな神社、マイナーだけどちょっと変わった名称の神社に ついて調査・論考したことをまとめた本です。 とりあげているのは印鑰(いんやく)社…
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本の感想:三田誠広『なりひらの恋』

たまには初志に戻って本の感想を書いてみます。 史実をふまえつつ、伊勢物語に基づいた在原業平のお話です。 あくまでも伊勢物語の話を優先して、あまり史実にこだわらなかったそうです。 だから主人公はひらがなで『なりひら』とのこと。 いい意味でかる~い物語です。主人公の名がひらがなのせいもあるかもしれません。 そしてこのお話の…
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お江に関する資料を借りてきた

昨日書いた記事をupするのすっかり忘れてた…。 週一回の更新目標を早速破ってしまうところでした。 というわけで今回は、図書館で借りてきたお江関係の資料二冊についてです。 ちゃんと読んだのは必要なところだけで、残りはまだぱらぱらっとしか読んでませんが とりあえず感想です。 『骨は語る徳川将軍・大名家の人びと』鈴木尚・著 …
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『のぼうの城』小説感想と映画化について

以前地元の歴史に興味がわいてますと書きましたが、 ならば埼玉県民ならこれに言及しないのはおかしいですよねえ 実は既に小説は読んでおります、和田竜・作『のぼうの城』 5月に県立の博物館に行ったときには未読でしたが その後図書館で予約入れて読みました。以下その感想を簡単に エンタメとしては面白かったです。読みやすいし 登場人…
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小説『江 ~姫たちの戦国』の感想

来年の大河の原作を読み終わりました。脚本家の田淵久美子さんが書き下ろしたものです 図書館で予約して、上巻はすぐに読めましたが、下巻がなかなか順番が回って来ず ようやく今になって借りることができた次第です そんなわけで上巻の内容の記憶は少しあやふやですが、感想を書かせていただきます 全体的な感想は…本格的な歴史小説を期待して読…
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