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zoom RSS 『ホビット 決戦のゆくえ』初見の感想 ※ネタバレあり注意

<<   作成日時 : 2014/12/16 18:10   >>

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『ホビット 決戦のゆくえ』、13日から一般公開が始まりました。
もうそろそろネタバレしてもいいよねと思うので、試写会で見たときの感想を書いていきます。
とても長くなりましたが気になる方はごらんください。

あくまでも自分の記録用ですので思いっきりネタバレしてます。まだ見に行けてないからネタバレ見たくないよと思う人はこの下からは見ないでください。また初見の感想なので記憶違いもありますが、そこはご了承願います。
試写会のあとも既に2回見ていますので、今は若干感想も変わりつつありますが、これはあくまでも初見の感想です。
なお私は原作はうろ覚えですが既読なので、大雑把な展開はわかって見ています。その辺りを踏まえてご覧ください。

























思いつくままにぱらぱらと。一応ストーリーの流れに沿うようにしてますが記憶があやふやで前後していることろもあります。ご了承ください。

前作でエレボールから飛び出したスマウグが、湖の町を襲うところ。ここはほんとに迫力ありました。すごかったです。あんな竜が襲ってきたら、ほんと逃げるしかないですね。
湖の町だけに町の住人はみな舟に乗って逃げようとしてました。居残り組のドワーフとバルドの子供達、タウリエルも同じように舟に乗るところで、バインが父親のバルドの身を案じて残ろうとするのを、タウリエル姐さん「姉妹を守りなさい」と一喝。さすがでごさいます。キーリがだいぶ回復していたのでちょっと安心しました。
一方、統領は慌てふためきドワーフにかかわらなきゃよかったとか泣きごと言っていて、情けなさMAXでした(笑)。お前がWelcome!って言ってたのにねー。そして宝は持って行って本は置いていく。非常に統領らしかったです(笑)。舟に財宝をわんさか積んで逃げるとき、いちおう住民も乗せてあげたいとは言うので、良心のかけらは残っているようです。でも所詮思うだけで、財宝が重すぎるとアルフリドを突き落とすので、やっぱり駄目ですね。
牢屋に閉じ込められていたバルドさん、窓の柵に縄をくくりつけて、その縄を通りがかりの舟にひっかけて窓を壊して脱出できたのは良かったんですが。その縄が実は統領の首に引っ掛かってたものだから統領にとっては災難でした(笑)。首が完全に締まる前に窓が壊れて解放されたので良かったですけど。ていうかあれ、わざとだったのか偶然だったのかは判断つきかねます。
脱出したバルドはその後スマウグに矢を射るも貫けず諦めかけたときに、バインくんがあの(物干しざおになってた)黒い矢を持ってきて、でも弓が壊れてたんで、息子を弓代わりにしてる射るところ、話の流れも状況も凄味があって手に汗握る展開ではらはらしました。しかもこの一連の場面でなぜか私、涙が出てきまして。開始早々に泣くなんて、自分がよくわかりません。
そしてスマウグさんは相変わらずおしゃべりでした。しかし矢を射られて死ぬところもやたらと迫力ありました。
死んだスマウグは、統領の舟の上に落っこちて統領たぶん死亡。哀れな最期でございました。

バルド・バインと娘たちシグリッド・ティルダが再会するところでまたしても涙が。ああ良かったねぇぇ!と思ったら涙止まらなくなってやばかったです。
そして避難して助かったものの焼け出され状態の住民を、バルドさんがリーダーシップ発揮して的確に指示だしてまとめあげていくのがさすがだな、素敵だなと。
一方アルフリドのクズっぷりがなんとも言えなかったですね(笑)。バルドにつっかかるものの、竜を射落としたという証言によって住民達がバルド称賛の雰囲気になったら一転バルドを持ち上げて。住民に今までのことをなじられてフルボッコされて。しかしバルドはそんなアルフリドへの攻撃をやめさせていて、ほんとに良い人だよねって思いました。
ドワーフ達はエレボールへ。ここでキーリがタウリエルに一緒に行こうと言うんですが。ドワーフがエルフの前でクズドゥルしゃべった! そこまでするか〜! しかしタウリエルはレゴラスとシンダリンで話しかけて拒否。さすがにためらうというか種族の壁は厚いよね。別れ際、キーリがタウリエルにあの石を渡していたんで、あっ死亡フラグ…と思いました。

ドルグルドゥアでのガンダルフ救出劇。ガラドリエル・エルロンド・サルマン登場だったんですが。ガラ様怖い! ガンダルフお姫様抱っことか怪力過ぎ! 不完全とは言えサウロン吹っ飛ばすとかマジ怖え! さすがフィンロドの妹…。ほんとに怖かったです。そしてエルロンド様かっこいい! ほんとにかっこよくて惚れました。ちょっとばかしおでこがさびしくても気にならないですよ。サルマンもこのときはまだガンダルフ達の味方していてよかったです。良い人でかっこいい役回りのサルマンだったので、トールキンファンのクリストファー・リーにとって良かったなあと心の底から思いました。あと何気にこのとき3つの指輪揃ってるんだなと思いました。

エレボールではトーリンが黄金の病に取り憑かれていて、原作通りの嫌な奴トーリンになってました。ビルボはスマウグの財宝の山で拾ったアーケン石をトーリンに渡すべきか悩んでいて、バーリンに自分が持ってるとは言わずに尋ねると、渡したらもっと悪くなると言われて心を痛めて。たしかにあのトーリンには渡しづらいですよね。
そんなビルボのちょっとしたそぶりに対してアーケン石を持ってるのかと問い詰めるトーリン。ビルボが手を開いたらどんぐりがあって。このときのトーリンの笑顔が反則! どんぐりを大事にしているビルボに"なんだこの可愛い奴"と言いたげな、一瞬財宝のことを忘れ去った邪気のない笑顔に、見てるこちらが心を鷲掴みにされました。すぐにまた猜疑心に取り憑かれたトーリンに戻ってしまうんですけど、それだけに一瞬の良い人トーリンの魅力にくらくらしました。
そしてミスリルを贈るシーンがキター! 友情の証の贈り物なのはいいんだけど、仲間への猜疑心とセットになってるのが事態の悪化を表わしていて、ビルボだけじゃなく見ているこちらも素直に喜べなかったです。

人間がデイルに戻ったところに闇の森のエルフの軍がやってくる場面。ドワーフ嫌いなスランドゥイルに、話し合い重視のバルドという対比で、バルドさんの公明正大ぶりに感動しました。しかし交渉は決裂。トーリン頑固過ぎ。
ビルボはエレボールを抜け出して人間&エルフ軍の元へ。スラ様が"鍵盗んでドワーフ逃がしたの、おめーかよ"と尋ねると、ビルボ"そ、そうです。すいません"と応えるやりとりが、すごくおかしくて笑っちゃいました。
そしてビルボはアーケン石を差し出して、ドワーフ嫌な奴だけど良いとこもあるんだよって言って戦を回避する策を提案するところが、ほんとにけなげ。みんなのため、ドワーフのため、特にトーリンのためなんでしょうね。
アーケン石を持ち出し再交渉開始。ビルボはエレボールに戻って、交渉の場にガンダルフも加わるけど、やっぱりトーリンの答えは否。怒りのあまりビルボに罵声をあびせて突き落とそうとまでするけど、他のドワーフたちはトーリンに従わなかったんでビルボはなんとか脱出。逃げるときにボフールがビルボに"早く行って!"と言ってくれてたのがちょっと心暖まりました。

くろがね山の"鉄の足"ダイン登場。ダインもエルフ軍とやる気満々で、めんどくさいドワーフが増えて、ほんとめんどくさいなーという気分に。跨ってるのがブタなんだかイノシシなんだかでちょっと笑えます。
しかしオーク軍があらわれると、ダインのドワーフ軍はそっちに対峙。スランドゥイルはドワーフ助ける気なさそうだったけど、結局助けててツンデレ度高いです。
戦うバルドさんは超かっこいいです。地味だけど実直に戦うのが人間らしくて素敵です。娘の行方を気にしつつもみんなを率いるとか、ほんとに責任感溢れて良い人過ぎて、見ていて安心します。
しかし荷車乗って突っ込むのは、PJの好きなギャグまがいのアクションで、微妙に萎えます。ルーク・エヴァンスの演技が悪いわけではないだけにね。
アルフリドが散々口ばっかりで逃げ回るところは安定のクズっぷりでした。女装して隠れてばれたときの言い草が、"男がこんな格好するのも勇気がいる"とか、最後金貨持って逃げるところでバルドに"下着出てるぞ"と言われるところは笑えましたね。駄目な人間代表って感じで、イラッとくるけれど哀れでもあると思いました。
スランドゥイルもかっこよかったです。私はエルフ萌えではないので、いいね程度の感想ですが、エルフ萌えの連れは非常に喜んでいました。ヘラジカの角にオークぶら下げて首落とすのは、これもまたPJのよくやるギャグまがいのアクションで笑える系なんですが、直後そのヘラジカさんがお亡くなりになってスラ様が気の毒になりました。
ダインの戦いぶり、ドワーフらしい力強さなんだけど、石頭ぶつけてオーク倒すとか、その描写はいかがなものかPJ、とは思いましたです。

どのタイミング忘れましたが、地中から化けミミズが出てきました。原作そんなのあったかなあ、なさそうな気がするんだけど、と少々気になりました。

一方エレボールのトーリンは、手出し無用とまで言って目前で戦うくろがね山の同胞も見捨てる発言をして、ますます酷い有様に。ドワーリンになじられて、大広間で苦悩。ここでのリチャード・アーミティッジの演技は良いんですが、前作で金が溶けた結果、黄金の床になっていたのはちょっと笑ってしまいました。
しかしようやく目が覚めて外へ討って出る決意を示す場面。予告で出ていたキーリとおでこごっつんこはやはり萌えますね。なんにしても正気に戻って良かった良かった。とは言え物語も最後に近づいているだけに、ああ嫌だな、行かないで〜、とも思ったり。

形勢不利のため敵の頭を倒さんと、少し離れたカラスが丘へトーリン、フィーリ、キーリ、ドワーリンが行く場面。レゴラスが北から戻ってきて、そこへ誘い込むのが敵の罠とわかったので、ガンダルフはまずスランドゥイルに頼むが拒否られて。するとビルボが自ら行くと宣言。見つかりはしないとビルボちゃん指輪使う気満々です。
スランドゥイルは退却しようとするも、タウリエルになじられ、それに怒ると今度はレゴラスに責められて。息子と同胞可愛さの行為なのに、その息子に反抗されて落ち込むスラ様が気の毒でした。

カラスが丘でドワーフ達が二手に別れたところでビルボがやってきて、トーリンとドワーリンとは合流できましたが、敵の罠とわかったところで、兄弟も間に合ってほしい!と思ってたんですけどね…。
フィーリがあっけなく死んで、すっっごくショックでした。この映画の中で一番納得いかないところです。なんだこの死に方は、あんまりってものだ、と思いました。キーリはタウリエルとの絡みでまあまあ見せ場あったけど、フィーリはセリフもほとんどなくて見せ場もなくて適当な扱い過ぎてがっかりしました。
ホビット全般のアクションシーンに関して、見栄え的な意味でドワーフ軽視・エルフ重視なのが元々あんまり好かなかったんですが、最悪なところがフィーリの扱いに現われた感じだなと思いました。原作にいないレゴラスが制作陣にとってフリーハンドになっててやりたい放題させてるところが本気で萎えました。レゴラスのPJ好みのギャグまがいアクションの時間の一部でもフィーリに割いてほしかったところです。それにボルグはレゴラスじゃなくて兄弟に倒してもらいたかったですね。
トーリンとアゾグの戦いはとても良かったです。まっとうな相討ちでしたし。だから兄弟がわりとあっさり死んだのはこれとの対比だったんだろうけど、それにしてももう少しやりようがあるだろう、とは思います。

ビルボにトーリンが別れを言う場面は今思い返しても泣けます。"財宝じゃなくて家を愛してたら、皆が幸せになれるのに"みたいなこと言っていて、ここで涙止まらなくなって3Dメガネがまじでウザくなりましたね。ホビットの映画に関して不満も多いですが、トーリンとビルボの物語という意味では、とても良かった、素晴らしい、と思いました。ここでのリチャード・アーミティッジの演技が個人的には一番印象深いです。リチャミさんがトーリン演じてくれて、始めはイケメン過ぎて反則よ!とも思ってましたが、ほんとうに良かったなあとしみじみ思いました。

最後のエルフ達の場面。タウリエルはかわいそうでしたね。この時は嘆きで死にはしなかったけど、きっとそのうち西方へ旅立つか、死んでマンドスの館へ行くだろうなと思いました。
レゴラスにアラゴルンを探させる展開は映画的には悪くないと思います。これでロード・オブ・ザ・リングに繋がる感じが出ているし。でも2次創作での改変がぶっちゃけイケメン重視なのはなんだかなという気にもなりますね。

事が終わってビルボがバーリンにお別れの挨拶をする場面。"みんなによろしく言っといて"と言うビルボに、バーリンが"自分で言えば"と言って、ビルボが振り返ると笑顔のドワーフ達が並んでたのは微笑ましかったです。でも9人しかいなかったのはやっぱり悲しかったですね。なんで原作はフィーリ・キーリの若い兄弟を死なせたのかねぇ、という疑問が、原作読んだ時も思いましたがここでも思いました。"ドワーフはいつでも大歓迎"というビルボの言葉は、これからのビルボとドワーフの交流を思わせてほのぼのしました。

ガンダルフとビルボの帰り道の場面も見ててほのぼのしました。ここでビルボは指輪は失くしたと言うのですが…。
ビルボが死んだと思われて家財道具がオークションにかけられてるのは原作通りですね。ロベリア・サックビル=バギンズ、自分の脳内イメージは痩せて細面のきついおばさんだったけど、わりとぼってりした顔をしていて、イメージと違って面白かったです。
そして家に入ってポケットを探って、ガンダルフには失くしたと言っていた指輪を取り出して見るところ、邪悪そうな笑顔が超怖かったです。あんな可愛かったビルボちゃんが…。指輪って怖いですね。ここのマーティン・フリーマンの演技がこの映画で二番目に印象深いです。マーティンはコミカルで可愛げのある演技も魅力的なだけに、この黒い演技が底知れない不気味さになってましたね。
そして最後イアン・ホルムの年老いたビルボになった場面、ここでロード・オブ・ザ・リングの冒頭と繋がるのは非常に感慨深いものがありました。ほんとうに胸いっぱいになりました。

エンディングの歌は、ビリー・ボイドの歌声は良かったです。でも前作のエド・シーランのI See Fireが良くて期待値が上がり過ぎてたのか、悪くはないけど物足りないという印象でした。曲としてはふつう、詞はLOTR含めて六部作のテーマ曲の寄せ集めみたいで、肩すかし食らった気分です。こういうふうに言うほど悪かったわけではないと思いますが。試写会で初聴きのときの印象の話です。

全体的な感想は前回も書いたとおりです。単品の映画としては映像はともかくストーリーとしての内容が少ないですが、三部作の締めとしては良かったという印象です。
さらに追加で少々。トールキンの中つ国を描いた作品全体を通して、物への執着・所有欲・独占欲というものの業の深さが描かれている、という印象が個人的にありますが、映画でもそれは伝わってきます。原作との差異はたいていは批判的に語られますが、そういう差異はあくまでも表現手段の違いであって、映画でもトールキン作品の根本は外してないように感じました。
もちろん個人的には不満もあるし、もっとうまくできたんじゃない?と素人ながらも思うことも多々ありますが、全体的には、トールキン作品を実写化した素晴らしい娯楽映画になってると思いました。

ロード・オブ・ザ・リングとホビットという2つの三部作の作品について、文句言いつつも素晴らしいものが見れて、とっても良かった! とりあえず今は、

 ありがとう、PJ! ありがとう、制作に携わった全ての人達!

と言いたい気分です。

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