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zoom RSS 大河ドラマ『平清盛』第48回『幻の都』

<<   作成日時 : 2012/12/17 01:59   >>

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残念ながら今回の放送に間に合わず周回遅れになりましたが、前回の大河の感想です。

宗盛が清盛に都帰りを進言する場面。一世一代の宗盛の諫言としか言えないものを見た、という気分です。ほんとに宗盛がんばったなと思います。出来は悪いが平家の棟梁だと、平家が孤立しないように前の都に帰りましょうと訴えているのを聞いていると、清盛がほだされるのも無理はないと思いました。劣等感を感じながら人の上に立つのはつらいですね。

頼朝が、弁慶の話から清盛の目指したものがなにかを悟る場面。とりあえず話の流れの不自然さについては後で書きます。まずはこの場面を見て感じたことについて書きますと、清盛の目指したことを正しく理解したのは清盛の息子たちではなく頼朝だということを表現したい、そういう場面なのだと思いました。
そう考えてみると、重盛はつねに平家と後白河院との関係を忘れず、朝廷内の秩序は乱すまいとしていたし、宗盛は今回の演説で平家が周囲から孤立しないようにと言っていました。考えが平家中心で、しかも平家が既存の枠組みから外れないことを欲しているようです。
しかし頼朝は神輿を射る話から、既存の秩序を乱すことこそが肝要と悟るわけです。そして新しい世(武士の世)を作ることが清盛の目指したことだと気がついた、という流れだと思います。
結局、清盛の後継者は頼朝なのだということがこの場面ではっきりと示されたわけですね。ある意味時代の主役が交代する、そういう場面だったのだと思いました。
このときの頼朝は時代の主役にふさわしい力、気迫が感じられました。過去の様子を思い出すとなんだか感慨深いです。

一方で清盛は自分が目指したもの、武士の世とはなにかと迷いが生じます。頼朝は武士の世とはなにかと悟ったのに、皮肉なことです。清盛から漂う悲哀に年は取りたくないものだと思えます。

重衡による南都焼き討ちが起きたあとの平家一門の場面。みなが事の重大さに言葉もない状況で、重衡一人呑気に勝利に酔ってるようなことを言っているとき、なんとなく私は「焼けてもまた作ればいいじゃーん」みたいなことを言うのかなと思ったけど言わなかったんですよね。で、清盛も「ようやった」と重衡を本心はともかく表向きにはねぎらってましたが、そこでも再建への言葉は出なかったんですね。制作側の意図に含まれているかどうかはわからないけど、焼けてもまた建て直そうという言葉が出てこないところに、平家に何かを作る力が失われたんだな、と感じました。私はここでもう平家は滅亡してもしかたないほど衰えたんだと思いました。

と、私はこのドラマを観てこのように読みとって解釈しました。読みとれたことはとても面白いのですが、そういうことがわかりやすく適切に描写されていたとは言い難い気がします。
やっぱり前々から言うように具体的な言葉に欠けている気がします。宗盛の演説はたしかに感動的でしたが、清盛へ都帰りを進める具体的な根拠は「平家が孤立しないように」だけだったわけで。それだけかいと思ってしまったことも事実です。
あと会話の流れが不自然ですね。弁慶が頼朝に、清盛が神輿を射た話を始めるとき、質問の答えになってない感じがします。そして弁慶が鳥羽院の言葉を事細かに語るのはいくらなんでもありえないでしょうと思います。他のやり方で頼朝に悟らせるか、せめてもう少し現実味のある会話にしてほしかったと思います。
展開もわかりにくいです。宗盛の演説のあと、清盛が安徳帝に内裏ができたことを奏上しますが、その後の場面を踏まえると、このとき清盛は都帰りを決めていたはずで安徳帝への奏上はカラ元気だったはずですが、それを示唆する描写がなくて、あれ?と思ってしまいましたし。
描きたいことは考えればわかるし読みとれた物語は面白いけれど、描き方は微妙だなと思いました。やっぱり制作側の独りよがりの部分もあるのかもしれません。もう少しベタでわかりやすい目印があってもいいような気がします。そこは少し残念です。読みとれるお話は面白いだけにほんとに惜しいなと思います。

冒頭の忠清と盛国のやりとり、初めに見たときは落ち着いた状況で観れないせいもあってなんとも思わなかったけど、二度目にじっくり見たときは忠実な家人魂みたいなのを感じて感動しました。泣きそうになったほどだったので、自分でもそういう気分になって驚きました。

前回の感想はこんなところです。今日というか昨日の感想はまた週末までになんとかします。

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