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zoom RSS 大河ドラマ『平清盛』第25回『見果てぬ夢』

<<   作成日時 : 2012/06/29 11:02   >>

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今回で大河ドラマは25回。もう半分来たんですね。時々感想を書くのに疲れて挫折しそうなので、無事に折り返し地点まで続けられてほっとしてます。

一番印象に残ったのは由良御前の最期の会話の場面ですね。宋の薬を拒んでまでも、源氏の棟梁の誇り高さを守ろうとする北の方の姿に、途中からうるうるしてきて涙が止まらなくなりました。由良さんの最期でこんな泣けるとはとびっくりです。病床での顔もとても美しかったですし。しかもさんざん胸のうちを語ったあとで「と、父が、」と付け加えていたのが、最後までツンデレなんかい、この人は、と思って、また泣けてきました。最初から最後まで素直じゃなくて女心がせつないです。
由良御前はあまりドラマで見かけないので、田中麗奈さんのイメージが自分の中で定着しそうです。しっかりものの北の方の雰囲気があってよかったと思います。お疲れ様でした。

あとは、清盛と義朝の会話、頼朝と清盛の初対面の場面、それから義朝と頼朝との会話がそれぞれ印象的で、それらを通して見た結果、一つの大きな時の流れを感じることができました。競べ馬や殿上闇討等の過去の出来事が今回につながり、そして第一回目の冒頭、平家滅亡後の場面につながった、という印象です。すごく"大河ドラマ"を感じました。
頼朝の「平清盛なくして〜」のナレーションにも説得力が出てきましたね。この頼朝なら壇ノ浦後もああいうふうに言うだろうな、と。頼朝と清盛の初対面の場面、頼朝の悔しそうな怒りの表情と、そのあとの清盛の笑顔はインパクトありました。
競べ馬の回想は二人とも若々しくて青臭くて、見ていて懐かしい気分になりました。で、あの時にはもう戻れないのねと思うと、淋しくもあり。そして競べ馬の思い出語りをした後、義朝が立ち直っていくところに感動しました。オープニング曲の流れるタイミングもよくて、物語がまた一つ動く感じがしました。しょぼくれた義朝さんを見てて悲しくなっていただけに、信西を討つと決めた後はまた今までの義朝さんに戻っていてほっとしました。
今回、回想シーンが多かったですが、ふつう大河で回想シーンがたくさん出てくると、今回はお休みの回だなあとか、撮影間に合わなかったのかしら、みたいな舞台裏を勘繰りたくなる気の抜けた感想が出てくるものなんですが、今回はそういう感想がぜんぜん起きなかったですね。ストーリーにぴったりはまってて不自然じゃなくて。後から思い返して意外でした。

それから清盛はなんだかんだ言ってまだ人が良いんですね。信西に賭けてみると言って、信西のする政治を信頼しているようで。もっと黒い気分が残ってるのかなと思っていただけに予想が外れた感じです。たしかに信西が一生懸命なところは見てとれますけどね。毎度毎度算木ひろげて忙しそうにしてるし、貧民に物を施している場面もありましたし。とはいえもう少し政治家としての黒い描写はあってもいいかなあと思いますけど。
でも回想のみすぼらしい通憲さんを見てると、あの時のかわいげのある通憲さんはもういないんだと、これも淋しくなります。
しかし清盛と信西の会話で、よーし、熊野詣でだ!みたいな話の流れになったときはちょっと笑ってしまいました。いかにも平安時代だなーと。

残りは簡単に。

統子内親王、出番は少しずつなんですが姫宮らしい雰囲気があって、わりと好きです。私の好きな十二単姿でもありますし(笑)。

二条天皇の側近の藤原経宗、『風林火山』の伝兵衛さんなんですね〜(有薗芳記さん)。あのときは素朴なおっさんだったのに、今回はいけすかない貴族っぽくて、しかも顔芸すごくて面白かったですけど、役者ってすごいなあとも思いました。

信頼が舞っているシーンがいきなり映ったときは思わず笑ってしまいました。似合ってないけど似合ってるみたいな(笑)。歌舞音曲好きの後白河に愛されてる感がにじみでていました。
信西が後白河をいさめるのに長恨歌を使ってましたが…。信頼さん楊貴妃なんですね…。いやいいんですけどね、別に。でも歌を吟ずる後白河さんは相変わらず声もよく、緋の衣裳も映えてらっしゃって麗しく、目の保養でした。

義朝のそばにいる正清が画面に映るたび心配そうなのが、妙に印象に残ります。いかにも側を離れぬ乳母子って感じがいいです。

清盛と時子の会話で、清盛の口から明子さんの名が出た途端、時子さんの顔が暗くなったのがかわいそうでした。後添えってやっぱりいろいろ思うことありますよね。

常盤が義朝を拒絶した場面、常盤を演じてる武井さんが若いからか、見た直後はすんなり意図が伝わらなかったけど、後からいろいろ思うと結局、由良を失った悲しみは他の女では埋められないからってことであのような行動になったのかと思いました。あえてそこは目をつぶって義朝を受け入れてあげてもよかったのに、とも思いますが。でも常盤のところでは義朝は立ち直れなかったと思うので、あれでよかったんでしょうね。

熊野詣での途中、清盛が田辺にいる場面がありましたが、和歌山は身内親戚がいるんで、歴史ドラマに名前が出てくるだけでなんとなく嬉しいです。田辺だから海の音がしてましたね。

最後の場面、信西の並べた算木が揺れるのが、軍勢が起こす地響きというより、地震みたいでしたね。あんなに揺れるんかいな(笑)。

今回のサブタイトルが『見果てぬ夢』。登場人物それぞれが持つ夢があるわけですが、そのうち叶う夢がどれだけあるのだろうと思うと、なんだか悲しいものがあります。

感想はこんな感じですかね。
次回はいよいよ平治の乱ですね。楽しみです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
私も統子内親王の浮世離れした佇まいと、他の役者さんたちと違う発声の仕方が印象的で気になっていました。檀さんと同じ、宝塚出身と知り、納得しました。
藤原師光さんや後半期待の滋子さんもどんな描かれ方をするか楽しみです。
去年の登場人物の数に比べて、個性的な方たちが沢山出るのが嬉しい反面、油断するとおいて行かれそうになります。予備知識があったほうが楽しめますね。



さい
2012/06/30 19:09
さいさま

こんにちは。
統子内親王役の人、宝塚だったんですか。なるほど、たしかに声の出し方がそれっぽいですね。義朝を叱りつけたときはとても威厳がありました。
私も後半の登場人物の描写、すごく楽しみにしています。師光さんや成親さんも気になってますが、滋子さんがとっても気になってます。あの人とどんな感じになるんでしょうね。
ほんとうに登場人物が多いので、私もクレジットを見るたび、この人どんな人だったっけと思ってネットで確認してます。でも史実とドラマ設定は別物だと思うので、あまり調べ過ぎないようにもしています。また私は顔を覚えるのが苦手なので、演じている人が有名じゃない場合、名前と顔がなかなか一致しなくて、そこがけっこう大変ですね。
あまのかるも
2012/07/01 19:13

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