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zoom RSS 大河ドラマ『平清盛』第21回『保元の乱』

<<   作成日時 : 2012/06/03 00:18   >>

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また次の週末になってしまいましたが、大河の感想です。書きたいことが多くてきりがないから簡単に、と思いつつ長文になってしまいます。ただの自己満足だから、どうでもいいっちゃ、いいんですけどね。思ったことはみんな書きたいし、時間かかってめんどうだからさらっと書きたいしと無駄に葛藤してます(笑)。というわけで、以下どうぞ。

今回はリアルタイムはながら見で、2回目でちゃんと見たんですが、最初のながら見のときは、戦描写にスピード感がないなあと少々残念に思いました。ですが2回目のときは、その中盤までのまどろっこしさがむしろ平安時代っぽいなあと思いました。名乗りあって矢を射かけ合うところとか、ほんとうにそうだったかはわからないけれど、それらしいと思って、面白かったです。終盤の描写でもう少したたみかけて迫力をさらに増していたら、なおよかったんでしょうけど、個人的には楽しめました。

で、2回目の視聴中で一番印象強かったのは、通清が亡くなる場面だったのですが、あとからじわじわと印象に残ったのは、後白河帝が武士の前で演説したときの清盛の表情だったりします。終始無言なのでどういう感情をこめて松山さんが演じたかは主観でしかないのですが、私には、清盛が後白河とその側近に対して超疑いの眼で見ているとしか思えなかったです。「そんな武士に良さげなことを言ってるけど、ほんとかよ。言ってる奴、あの雅仁親王だろ? 超嘘くせえ、まじ信用できねー」って感じにしか見えなくて(笑)。戦にやる気みなぎらせた義朝と、一歩引いたかのような態度の清盛の対比が描かれてましたが、それをより強く印象づけるような表現でしたね。
清盛がいまいち乗り気でないのは、帝&側近に対する警戒心があるからなんでしょう。後白河たちは上皇方を追い落とす道具に武士を使って、終わったら使い捨てにするつもりなんでしょうし。武士の世をもたらすには、単純に戦で手柄を立てるだけじゃ駄目なのではと気づいているかのような清盛、というのが見終わったあとで一番印象に残ったところです。

今回細かいところを取り出すときりがないくらい、面白いところがたくさんあって困ってしまいます。わずか45分間で、そのくらい大勢の人の思いが交錯するドラマになっていたところがよかったですね。その結果詰め込み過ぎで、描写としては荒かったり、大河ではよくありますが、カットされているシーンもあるためか説明不足な部分もあったり、あと今回については戦闘の書き方がまったりしすぎというところもあったりしますが、終わった後でもう一回見たいと思える面白さがありました。

あとは思いつくままに感想をあげてみます。
為朝の無双キャラっぷりがほんとにすごかったですね。セリフ回しがいかにも荒武者って感じで、見てて楽しかったです。演じている橋本さとしさんは、私は知らなかったですが、為朝役が迫力あってはまり役という感じで素晴らしいですね。保元の乱が終わったら退場なのがもったいないです。
夜討ちの進言場面、孫子を引用しながら正反対の結論になる頼長と信西の対比が特に面白かったですね。引用部分がまったく同じなのに解釈が全然違うという描写、私は孫子に詳しくないので、実際の解釈としては無理があるかもしれませんが、そういう設定を作り上げたところは上手いなと思います。
でも、この場面でなにげに印象に残ったのが崇徳院の側近の教長さん。為朝が、御所に夜討ちをしかけて逃げ出した帝を捕まえて退位させ上皇に復位していただくという筋書きを披露したときの、感服したようなお顔と、頼長が夜討ちを退けて崇徳院がその言葉を受け入れたときの、がっかりしたようなお顔が、上皇の忠臣の素直な気持ちを表わしていてかわいいなあと思ってしまいました。
今年の大河で出色の出来だと個人的に思うのは、平忠正の描写です。従来の印象だと清盛と無駄に対立して袂を分った小人物的な描写が多かったように思いますが、今年の大河では情に厚い魅力的な人物に描かれてます。清盛への反感は兄と平氏一門への愛ゆえで、清盛に対してもいたずらに憎んでいるわけではないというのが丁寧に描かれていました。今回清盛と相対し刀を交える場面は、そういう今までの描写があったからこそより心に響くものがあったと思います。
忠正は清盛のことを信じ切れなかったと言ってましたが、私は言葉とは裏腹にそんなこともなかったのではと解釈したくなりました。このドラマでの忠正は、頼盛が離反しようとするのを止めたり、夜討ちの進言が退けられたときにあまり期待してない風情だったりと、初めから上皇方が不利と思っていたように思えます。その彼が上皇方についたのはあくまでも頼盛をかばって&万が一の保険で、清盛を信用していたからこそ離反できる、自分がそばで見張ってなくても清盛に一門をゆだねても大丈夫と判断したんじゃなかろうか、と思ってます。
なにはともあれ忠正さんは次回が最期なのが残念です。史実通りなんで、しょうがないですが。
しかし頼盛と清盛の微妙な兄弟関係は今後のことを思うと不安になりますね。頼盛を戦の場から追いやったのは、清盛も頼盛と接していて身内への愛情がゆらぎそうで怖いんですかね。まあ史実はともかくドラマの心情描写としては最終的に二人の間に兄弟愛があってほしいと思うばかりです。
信西が戦の間生き生きとしていたのが小憎らしいですね。敵をつぶす絶好の機会にやる気満々なのがいやらしいですな。ほんと調子こいてますね。火攻めを許可した時の顔つきがまじでうれしそうなのがなんともいえないです。
門を壊すときの兎丸がノリノリで楽しそうなのが笑えますね。これも敵をやっつけることしか頭になくて、その単純さが見ていて楽しいです。
鬼若が戦を見物して時に石を投げて邪魔しているところは、昔の戦にはこんな感じで野次馬根性で見ていた人がいたんだろうというのが想像できて面白かったです。
さっき言った通り、視聴しているときに一番心に来たのは通清が息子をかばって矢を受けて、そして為義の前で息絶える場面でした。ある意味まったくの脇役の死に涙するとは思わなかったです。忠義の心を貫きながら息子への愛情に負けて命を落とすという展開はせつないものがあります。
そういえば通清のセリフで、為義が外へ出るのを止めようとして、息子たちが争うところを見せたくない、自分たちは主の身体だけでなく心も守らなければいけない、というような言葉を言うのが、いい部下だなあと思っただけに、為義さんが通清の死にキレて半狂乱になるところは納得がいきましたね。
で、為義が外へ出てきて向かってくるのに対して、義朝が逃げ腰で刃を向けようとしていないところが、あんなに仲違いしていてもやはり父親への愛情は深いのかと思います。
(あと、さりげなく長田忠致が出てきてましたね。視聴時ではなく後で、ああ、あれをした人だと思いだしたのですが、義朝の入浴シーンあるんですかね。当時は湯帷子着てるんだから問題はとくにあるまいと思うのですが)
頼長が鸚鵡の籠を抱えて逃げ出す場面は予告で見ていただけに想像はしてましたが、想像以上にみじめで気の毒な有様でした。崇徳院に見捨てられてしまうのがね…。しかもそのあとの鸚鵡の言葉がタイミング悪すぎで。ほんとうに可哀そうですねぇ。
しかし頼長も気の毒ですが、そのあとの鸚鵡も心配になりました(笑)。
由良と常盤の会話は、夫の武運を祈る嫡妻と夫の身だけを案じる妾との対比がうまく描けていたと思います。(やっぱり妻は夫の武運を願ってくれないとなあと、去年の大河をふと思い出したりしました…)
盛国から時子への武士の妻の心得教育タイムは必要かどうか微妙ではありますが、1回目のながら見のときにはうっとおしかったけれど、2回目のときはそうでもなかったんで、まあいいかと思うことにします。
後白河さんの登場場面、ドラマ的にも面白かったけど御引直衣姿だったところにも萌えました。崇徳帝のときもときめきましたが、裾を引きずっているところが高貴な御方という感じでいいですね。

あとは、ここ数回ですが、呼び名が少々変わってきたような気がします。下野守や安芸守など官職で呼んでたり、義朝が弟の頼賢を四郎と呼んでたり。諱呼びしないのは昔らしくていいんですが、たまたまなのか、それとも意図的に変えてきているのか。そういう方向に行ってくれるならありがたいですけどね。

まあこんな感じです。まだ書き損ねたことがあるかもしれないですが、きりがないのであきらめます。次回もたぶん来週末です。ではまた。

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