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zoom RSS 大河ドラマ『平清盛』第19回『鳥羽院の遺言』

<<   作成日時 : 2012/05/21 12:48   >>

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またしても書くのが遅れて、次の回が放送されてしまいました。そんなわけで間が抜けてますが、まずは19回の感想です。以下どうぞ。

今回一番印象に残ったのは、メインの場面じゃないところでした、なぜか。
為義と決別した義朝のもとに通清が嘆願しに来たあたりからの場面です。義朝からけんもほろろに返されて通清が立ち去っていくのを、息子の正清が見て、義朝に一言言います。木登りの仕方を昔教えたのは自分だけど、今は義朝の登り方についていけないと。主人は大事だけど親子の情愛も捨てられない、主人と心を同じくすることができない正清の葛藤を感じました。
まあ、しかし為義はなんか気の毒ですね。息子が息子に殺されるし、父親としての権威もないような状況になってしまうし。ほんとに殺伐とした親子関係です。

他には、清盛と崇徳院のすれ違い展開が印象的でしたね。清盛が鳥羽院と崇徳院との仲を取り持とうとしているときは、崇徳院は恨みに満ち、崇徳院がようやく臨終の鳥羽院に一目会おうとしたときは、信西の説得で一門の安泰を選んでしまった清盛がそれを拒むという、もどかしくも残念な展開だったのが、ドラマ的には面白かったです。
しかし、鳥羽院が重仁親王ではなく雅仁親王を皇位につけたことをストレートに悔やむのは、また直截的であまりいい描写ではないですね。鳥羽院が素直に悔いていると、崇徳院がただ意固地になって恨んでるだけのように見えますから。あからさまに表には出さないけれど内心は、のほうが、ベタな描写ですが深みが出たかもしれません。それに清盛が信西の言葉に意を曲げるのも、崇徳院さえ説得すればいい状況よりは、鳥羽院と崇徳院両方とも(少なくとも表向きは)乗り気でないほうが説得力が増したんではなかろうかと思います。

得子が崇徳院に、さりげなく鳥羽院に会うように言いに行くのも同様に蛇足に感じました。ただ得子がこのようなことを言うキャラだとすると、前回も近衛帝の後、重仁親王を即位させることに否定的だったのは、崇徳院やその息子自体が嫌というよりは、彼らによって近衛帝の治世を否定されそうで怖いから、だったのかもしれません。

そして崇徳院が今回詠んだ歌ですが、あれは藤本さんの創作なんでしょうね。本物じゃないのではと思います。ちゃんと調べてませんが。
ちなみにああいうふうに句の頭などの文字をつなげて読ませるのは折句といいますが、今風にいうと縦読みって奴ですね。

清盛が鳥羽院と崇徳院の仲裁を試みたものの、結局信西の言葉によって、平氏一門を優先して翻意するという展開は、プロットとしては良いと思います。清盛自身と忠盛は実際は血がつながっていなくても仲の良い親子だったからという理由で、仲裁に意欲を燃やすところは説得力もありましたし。ただ翻意するあたりの描写が弱くてやや安直な印象になってしまったのが残念だなと思います。

あとは簡単に。
信西さんはすっかり調子に乗っていい気になっちゃってという感じですね。最初は愛嬌あったのに、今じゃ陰謀家キャラです。清盛にもうまいこと言って丸めこんでしまいますからね。
鳥羽院は最後まで、悩ましい思いでいても己が道をひた走ったというか、苦悩ぶりが絵になる方でした。臨終では菊の花に包まれていたのが超お似合いでした。三上さんの鳥羽院はほんとに素敵でした。お疲れ様です。
崇徳院は陰にこもって恨んでいるところがおいたわしいです。今までのことを思うと恨みがましくなるのも仕方ないような。やっと最後になって父を見舞おうとしたら清盛に阻まれちゃって、気の毒としかいいようがないです。
頼長が孤立感を深めているのがなんとも。兄貴にはもちろん父親にも見捨てられてるのは哀れです。オウムに話しかけるほどだとは気の毒であります。
にしてもオウムが頼長のひとりごとを覚えてしまうとはいかがなものか(笑)。こないだの土スタでは、実際にオウムが撮影のときの「よーいスタート」を覚えちゃったということを山本耕史さんが言ってましたね。
しかし最後のシーンで、雨にぬれる崇徳院と頼長が顔を合わせているっていうのが…。不吉な予感maxです。
義朝の弟・義賢が、義朝の息子・義平に殺されておりましたが、成人した義平がちゃんと登場していてうれしいことです。最低限の人物はしっかり押さえてますね。
由良がしっかりものでけなげなので、義朝が常盤のほうをより大事しているのが、女としては不満です。常盤は常盤でかわいらしい良い子だと思うんですけどね。
平滋子が登場しました。平氏一門のリアクションがあほっぽいのはなにげに笑えましたが、しかしこの先どういう展開で史実通りの話になるのか気になります。
藤原信頼も登場しましたが、演じる人が塚地(笑)。なんという驚きのキャスティング。我が家の若いのに、史実の信頼は後白河の文字通りの寵臣ということをいつ話そうか、タイミングを見計らってるところです(笑)。

というわけで以上です。続いて次の回の感想も行きます。

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