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zoom RSS 大河ドラマ『平清盛』第04回『殿上の闇討ち』

<<   作成日時 : 2012/02/04 23:10   >>

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こんばんは。日曜は一応リアルタイムで観ていたのですが、落ち着いて観れず感想が書けませんでした。今週はいろいろと立て込んでいたため、やっと今日見直すことができました。そんなわけで遅くなりましたが感想です。

今回も忠盛さんかっこいいわあ、という感想が真っ先に出るのですけど、個人的にツボなのが、今回殿上人として参内してるので冠をつけてますが、冠から下がっているひらひらしているものありますでしょう。あれは纓(えい)というんですけど、例えば最後のシーン等で忠盛さんが振り返るときに纓が垂れかかる感じがほんと絵巻物のようでねぇ。で、中身があのかっこいい忠盛さんだから、もうなんともいえずうっとりしてしまいます。忠盛さんかっけー、貴一ちゃんかっけーで興奮しておりました。…感想がキモくてすいません。
他にも平安好きには見ててたまらないものがありました。
アバンタイトルの流鏑馬はかっこよかったですね。佐藤義清さんと清盛との対比も出ていてお話としてもよかったですが、単純に見ていて、ああ、素敵(はぁと)っていう気分にもなりました。
それから冒頭の璋子の御前で女房たちが歌を詠む場面は、十二単が居並んでいて、私のためのような場面で、にまにましながら観てました。
(古典読みの平安時代好きからすると、最初に堀河局が詠んだ歌は、いくらなんでもあんまりなとツッコミたいんですが、ああいうエピソードを入れた意味はわかるので、これ以上は言いません)
宴での女舞や、豊明節会での五節の舞の場面も、優雅で綺麗でこれまたうっとりものでした。五節の舞姫なんて、古典読むとよく出てきますが、実際に映像で見られるなんてそうそうないですからね。大河ドラマさまさまだわと思います。

ストーリーも面白かったです。忠盛と清盛、為義と義朝という対照的な二組の父子の物語がいいです。御所の門前での為義と義朝の会話は思わず泣けましたし、最後の忠盛と清盛の会話は、やっと清盛も父親を理解し始めたかと安心しました。そういえば、それぞれが互いに理解する最後の会話はどちらも門前でしてますね。実際の背景もかたや御所の立派な門、かたやぼろぼろの門で対照的です。
佐藤義清さんはクールな感じでかっこいいですね。あれが後の西行だと家族に話したら驚いてましたが。
あいかわらず璋子さんは何も考えてないところが怖いです。あんな女主人に仕えている堀河さんが気の毒でなりません。
鳥羽院は対嫁だと気の毒としか思えませんが、政治向きでは怖くなってまいりました。今後の展開が楽しみです。
忠実さん、静かに陰険な策を弄するのがいかにも公家の親玉でいけすかないですが、忠盛の器の大きさには感銘を受けた様子で、これまた今後が楽しみです。
忠盛が清盛たちからお祝いの言葉をもらっている場面、忠正さんが飛び込んできて清盛を突き飛ばして兄の前に座るところが面白かったです。かわいいです。

ちょっとだけ重箱の隅のつっこみです。殿上人を「でんじょうびと」と言っているように聞こえる役者さんが何人かいます。ですが正しくは「てんじょうびと」です。初めの音は濁りません。

今年の大河は、ストーリーが単純明快で、キャラが立っていて、心情描写や対比もわかりやすく、観ている側も自然と引き込まれて、つい画面に見入ってしまいます。見直すときはいつも感想を書くためにメモをそばにおいてますが、いつもメモを取るのを忘れてしまい、結局記憶のみで書く羽目になります。
特に登場人物の心情がすごく明快に伝わるので、感情移入しやすくて、個人的にはとても楽しいです。どの人たちにも愛着がもてます。

しかし話や登場人物を詰め込みすぎという印象は相変わらずですね。特に鳥羽院関係の場面は、尺稼ぎなのか直接的なセリフが多くて、深みに欠ける面もあります。
ただし詰め込みすぎと言っても、色々な登場人物に関する場面をばらばらに入れているのではなく一応流れがあるので、この程度はありかと思います。
また前にも書きましたが、清盛視点を主として描いているので、話が散漫にはなっていないのが評価できます。例えば忠盛が殿上で抜刀した話のオチは、通常平家物語等では鳥羽院の前で種明かしをする場面になりますが、今回は忠盛が清盛に種明かしをする場面になってます。そのため忠盛のエピソードがちゃんと清盛の物語に組み込まれているので、清盛の物語としてのブレがなくていいと思います。その代わり公卿の前での種明かしではないので、忠盛いじめに感じたもやもやが晴れる爽快感は犠牲になっちゃいますけどね。平家物語を知っている人からするとがっかりかもしれないですが、清盛の物語としては今回のほうがいいのでは、と思います。

また、話の展開やキャラ設定などもステレオタイプなものが多いので、安っぽいという印象もなきにしもあらずです。マンガのようという感想を見かけますが、その辺りは否定できません。
しかしながらこういう単純化・通俗化はわかりやすさを追求するためにはある程度しかたないのではと思います。どうしても歴史ドラマである以上、背景や人間関係など複雑で難解になるのはいたし方ないでしょう。歴史に疎い人はまずその辺りにひっかかるのに、その上話の筋や心情描写まで難しくしたら、物語について行くのが大変になってしまうと思います。ストーリーや会話が単純なら、背景等でひっかかって途中をちゃんと見てなくても、また話に戻って理解することができます。でもストーリーや会話が複雑だと途中を見ていないとわからなくなってしまいますから、ついていけなくなるでしょう。
この辺りはバランスの問題とは思います。が、今年の大河は今のところは許容範囲内だと私は思います。

こんなところです。次回の感想もその次の週末になる可能性は大ですが、できるだけ早めに出せるようにしたいです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
『殿上の闇討ち』は録画していたつもりなのに、し忘れた事が今日わかりました…あまのかるも様の感想から、想像を膨らませているところです。
今回の登場人物の中では、璋子の描かれ方に興味を持っていたんですが、今のところは白痴美のように感じてしまいます。檀れいさんの容貌は好きなんですが。三上さんの鳥羽院は顔が整っているだけに、心の危うさが出てくると怖いです。
予告でみた忠盛さんが格好良かっただけに、いい物を見逃してしまいました。
忠盛さん良すぎて、清盛さんの巻き返しは可能なのか余計な心配してます。しかもライバル義朝さんにも絵面的に不利かと…私個人の好みの問題ですが。
さい
2012/02/08 16:32
さいさま

こんにちは。
録画できなかったのは残念でしたね…。NHKオンデマンドで3日間視聴が300円ぐらいだったはずです。個人的にはこの回は300円の価値は十二分にありますが、人それぞれと思うので参考程度に。
璋子が白痴美、たしかにそういう感じですね。特異な噂がある人物なので、フィクションだと極端なキャラにされやすいのでしょう。そのキャラ設定がありかなしかはもう少し話が進まないとなんとも言えないですね。しかし檀れいさんも、鳥羽院の三上さんもお美しいので見ているだけだといいのですが、セリフが入るとおそろしい世界になります…。
ほんとに私にとっても、忠盛さんのほうが素敵で、義朝くんのほうがかっこいいですが、大河の場合、脇役がいろいろと面白くて主人公は影が薄いくらいがちょうどいいような気もいたします。
あまのかるも
2012/02/11 17:00

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