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zoom RSS 大河ドラマ『平清盛』第01回『ふたりの父』

<<   作成日時 : 2012/01/22 01:38   >>

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平清盛の初回、やっと見直しました。ようやく感想が書けます。長くなりましたがもしよかったらどうぞ。

初めの場面、頼朝は見た目はわりとはまってますね。ナレーションについても私は特に悪い印象はないです。しかし北条政子が眉なしなのは違和感です。少なくとも眉なしは手入れをしている印象を受けるので、京の公家ならまだしも、東国の女がするとは思えないです。
全体的にこのドラマ眉なしが多いですが、これはやっぱり違和感あります。我が家の女子高生も「平安時代ってまろ眉じゃないの?」と不思議がってましたね。個人的には画面汚いより眉なしのほうがはるかに嫌です。
盗賊・朧月の隆大介さん、登場がこれだけなのは、もったいないですね。でも忠盛の胸を刺すような言葉を言い残す人としてのインパクトは十分だと思います。
藤原忠実の不愉快な公卿ぶりも印象強すぎでびっくりです。牛車の簾越しでよく見えないのに。國村さん、聖武天皇だった人とは思えないわ。
源為義はなんとも情けないキャラですね。簀の子叩いて手を傷めてる場面とか笑っちゃいました。でも『三丁目の夕日』では小日向さん、嫌味で冷たい社長なんですよね。このドラマの為義さんと同じ人とは思えないです。やっぱり役者ってすごいわ。
ながら見のときは特に前半が見れてなかったので璋子さんの入内は見てませんでした。ですので、ちゃんと見れて感激しました。うわああ、十二単! ばっちり正装しているよ、きゃー!でした。
しかしこのときの鳥羽帝は璋子に優しいなあ…。そんなに優しくするなよー、あとで泣く羽目になるぞーと思っちゃいました。それであの後半の譲位の場面と寝取られ場面か…と思うと鳥羽帝がかわいそうになります。
今回画面に見入ってしまいメモがほとんど取れなかったのですが、わずかに「よりましこわい」と書いてました(笑)。璋子さんの祈祷のときにいた物の怪が憑く役目の女ですね。こういう場面はやっぱり平安時代と思います。
忠盛と舞子の出会いと言い合う場面、その後心が通い合う場面はとてもよかったです。忠盛が鹿の角を魔よけに渡す場面は、ぎごちないところがにやにやものでした。それだけに舞子の最期は見てて辛かったです。忠盛に子を託して、あえて死にに行くところは泣けました。
今回オープニングを見て始めて、国広富之さんが藤原長実だというのを知りました。ながら見のときは気づかなかったです。舞子が院の御前に引き出された場面に出てたんですね。初め声しか聞こえなかったので、やっと正面映像が映ったときはちょっと嬉しかったです。国広さんは大河だと草燃えるで義経やってましたが、私の年代だとやっぱりトミーとマツのトミーですね。なつかしいです。長実は美福門院のお父さんだからこの後も出ますよね、きっと。楽しみです。
舞子の死後に正盛が忠盛を叱る場面、言葉に重みがありました。舞子の死が特に忠盛にとって重いものだというのがちゃんと伝わってきました。
しかし平太というネーミングはちょっと違和感あります。「高平太」自体は平家物語とかに出ているらしいけど(未確認)。うーん、幼名って感じはしないです。
海賊登場場面、あんな近くに来るまで気がつかんのかよ、などとツッコミどころはたくさんありますけど、ああいうシーンを作ったこと自体は面白いと思います。やっぱり西海を制した平氏を印象づけたいでしょうし。
前半の優しい鳥羽帝を見たあとだと、譲位を迫られる場面と寝取られ場面はより心に迫ってきますね。お花ちぎるぐらいじゃ足りないような気がしました。
平次が怪我したときの宗子と平太のやりとりはやっぱり見てて辛いですね。ほんの一瞬のことだったのにと思うと、宗子が気の毒でしかたないです。そのあと忠盛が戻ったあと、それぞれが見せていた表情、微妙な雰囲気もなんだか見ていて辛くなりました。個人的には、ここが一番印象に残りました。
最後の場面は、忠盛の言葉は迫力あったですね。演出は通俗的でしたが。ツイッターではエクスカリバーと言われてましたね(笑)。
それからどうでもいいことですが、平太たちに飼われていた"みさき丸(と聞こえました、あの犬の名前)"がかわいかったです。死んでいた場面はぬいぐるみ使ってるのかと思うくらいじっとしてましたね。それともほんとにぬいぐるみだったのかしら(笑)。

オープニングの曲はとても好きです。初めピアノのメロディ聞くだけでちょっと涙がでます。なんで泣いているのか莫迦みたいですけどね。後半盛り上がるところの鐘の音みたいなのが鳴る辺りも好きです。でも我が家の女子高生は「もっと激しく盛り上がればいいのに。きれいというか優しすぎる。平安時代だから?」とか言ってましたね。
映像は実写の風景を使っているあたりはいいんですが、パソコンのプレイヤーでよくある視覚エフェクトみたいなところはあんまり好きではないです。ちょっと安っぽくて。いかにもNHKって感じですけどね。でも冒頭で賽が二つ出てくるところ、歴史における偶然や運命を暗示しているようであれはなんとなく心惹かれます。

もちろんつっこみたいところもないわけじゃないです。ドラマが始まる前は"王家"についていろいろ言われてましたが、私は"武士"の連呼に違和感ありました。歴史用語としては間違ってないかもしれないですが、この当時は武士という階級があったわけじゃないですから。忠盛や為義はちゃんと官職もらっていた中小貴族なんですよね。たまたま武装もしていたから"武士"とも呼ばれる人たちだったわけです。そういうおまけみたいな呼び名を、ある特定の人々を指す、身分として定まった主要な呼び名として使っているのが違和感ありました。
もし"侍"という言葉を使っていたらまだ階級を強調しない印象があるので、違和感は少なかったとは思います。ただググって調べた限りでは"侍"は最底辺の下級官吏を差していたようなので、武家の棟梁クラスに使うのは違うのかもしれません。そうすると"もののふ"とか"つわもの"かしら。まあ、正直細かいことはよくわからないのですが、あくまでも自分の持っている感覚レベルの話です。
そういう武士という身分が定まっているかのように書いている部分はつっこまれるかもと思いました。

それから"王家"については、私も前にも記事を書いているだけにちゃんと調べておきたいんですけど、なかなか時間は取れないです。すいません。多少は認識も変わってますが、ネット情報を半端に入れているだけなので記事にできない状況です。個人的記録としてはちゃんとけりをつけないといけないと感じているので、いつかは書くつもりですが。現時点ではドラマ内での使用の印象だけ記しておきます。
正直言って、ドラマを見る限り、この言葉を無理に使う必要は感じないです。用語の選択としては疑問に思います。他に言い替えのきく言葉はあるはずです。
ただ、一律に別の言葉に置き換えられるのではなく、便利用語として拡大解釈して使っているために場面によって意味が若干違っている、という印象を受けます。
例えば冒頭のナレーションでは「朝廷の番犬、王家の犬」と言っているので、皇族とか天皇家で置き換えられますが、平家一門への罵倒としての「王家の犬」はちょっと意味が違う気がします。ここでは(白河)院で置き換えるほうがいい感じです。実際に権力を持っている皇族じゃないと少し意味がずれるように思います。だから第1回の白河院政期では、あくまでも白河院に仕えないと「王家の犬」と呼べない、鳥羽帝に仕えていても「王家の犬」といえない気がしました。
ちなみにNHKからの説明はここにありますね。学術用語としては正しいようです。私がドラマを見た限りで感じたのは、NHKは"権力を持っている皇族"を表す一つの単語として"王家"を使っているつもりなのだろうということです。ですから一部の人が言うようにNHKに別の意図や悪意があるとは思わないです。いろいろな場面で、一つの単語を共通に使うことでわかりやすくしたいのでしょう。
しかしいろいろ補足説明が必要な単語ですよね。そのような場合、王家等の一つの単語で言うことにこだわるより、その場面に応じて別の単語で言い替えたり説明的に表現したりするほうがいいように思います。しかも王家はドラマ内の使用方法とは別の意味(というかそれが本来の意味)も持っているので、かえってわかりにくくなっているような気がします。そういう点ではNHKの方法に賛同はできません。
新しい知った用語を、厳密な意味を確認しないまま、中途半端に拡大解釈して使っている、そんな印象です。初心者が陥りやすい罠って感じですね。

その他にも細かいことを言い出したら、というところはあります。大して歴史に詳しくない私でも気がつくところはありますから、詳しい人や専門家は噴飯物でしょう。
でも、ある価値観や背景を持っている世界を描いているというのがはっきり伝わるので、私はストレスは感じないです。ドラマの中の心理描写に矛盾がない状態ですね。これはあくまでもフィクションですから、私にとっては世界観さえちゃんとしていれば、それが史実と合っているかどうかはさほど問題にはしないです。
この後の展開でこのドラマの持つ世界観がどうなるかはまだわかりません。途中でぐだぐたになる可能性もあります。でも今のところは大きな不満はありません。続きが楽しみです。

感想は以上です。長くてすいません。次からは短くしようと、ほんとうに短くしようと思ってます…。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。秋草です。
お久しぶりです。今年初のコメントです。

最初見たときは「なんか、すっ飛ばしてないか。」と思いましたけど、二回目に見たときはこれぐらいでいいのかな、と思いました。
忠盛と舞子の描写がとてもよかったです。(もう少しゆっくりやってもよかったかな、とは思いますけど)。
舞子が殺されるシーンは私も悲しかったです。舞子が平太を忠盛に託した時の舞子の笑顔がきれいでした。
舞子が殺されたのは、たぶん鳥羽離宮だと思いますが、やはり穢れを忌み嫌う御所で殺されるのは変ですね。でもあのまま舞子を放っておいたら白河法皇が大変なことになりますし・・・(うーん)。まあ、あのようなことになってしまったら、数日間の物忌みでしょうね。
舞子が殺されてブルブル震えてた人は美福門院の父親だったんですね(びっくり)。
以前の簡易感想でおっしゃっていた双六の話、読んで初めて気づきました。オープニングにも双六が出てたのも納得です。そういえば、予告編を見た限り、後白河天皇も双六が強いという設定だったと思います。
私も言い出したらきりがないことがたくさんです。璋子が中宮なのに真昼間に顔も隠さずに廊下をスタスタ歩いているのが納得できません。あと祇園女御の袴が白いのが不思議です。
松田聖子さん、平安美人ですね。音楽は私も好きですよ。
最初のコメントから長くなってしまい、すみません。今年もよろしくお願いします。
秋草
2012/01/22 15:43
秋草さま

こんにちは。お久しぶりです。今年もよろしくお願いします。

たしかにいきなり平太が大きくなってましたね。あまり子供のころを細々やっても話が進まない、と判断したのかもしれませんね。この後もやるべき話はたくさんありますから時間が足りないでしょうし。
忠盛と舞子の話はドラマとしてはとても良かったと思います。時代考証的なことは細かいことを言うだけ野暮なんでしょうね。どうしてもつっこみたくなりますけど。
今年は登場人物が多いみたいです。スタパ収録でも日替わりでいろいろな俳優さんが登場するらしいですから。オープニングのクレジットで役名が出たら出番が少なくても要確認ですね。
後白河も博打上手設定なんですね。後半の伏線でしょうか。
細かいことはね…。しょせんドラマですから、その辺りをきっちりやったらそれはそれでいろいろな点で観にくくなるので、しかたないのでしょう。
装束の色目についてはわざとやっているらしいので、これも言うだけ野暮なんでしょうが、そのうちまとめて記事にしようかなと思ってます。
あまのかるも
2012/01/22 16:46

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