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zoom RSS 大河ドラマ『江 〜姫たちの戦国〜』第46回『希望』

<<   作成日時 : 2011/12/01 02:03   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 6

こんばんは。ついに大河ドラマ『江』が最終回を迎えました。
思うことはいろいろあれどうまくまとまりません。それでもとりあえず最終回の感想です。長々ととりとめのない感想になってしまいましたが、よろしければご覧ください。

いきなり本多正信の臨終シーンに驚き。なぜわざわざ正信の死を話に持ち出してくるのかと思いましたが、事実上秀忠付の一人家臣状態だったので、まあありだなと思いました。

世子が竹千代に決まった場面について。秀忠が長幼の順を重んじるみたいなことを言うのは、私の秀忠イメージと合ってます。また全体的に和やかな雰囲気なのも、私としては何の問題もありません。私は江をめぐる俗説・通説は、忠長自刃から逆算して作られた話だ思ってるので、実際は揉め事もなくこんな穏やかな感じだったんだろうと思ってます。
ただ、ここに至るまでの出来事が流れとして自然ではなく、唐突なキャラ変化や無理やりな展開があるためにそらぞらしく見えるので、この描写のほうが史実に近いと主張しても信じてもらえなさそうです。

福がふつうにいい人になり、ふつうに竹千代の乳母として江から信頼されるという描写は、私としてはまったく問題ございません。たしかに大河ドラマとしては、以前の描写との整合性はどうなんだと追求したくなりますし、この描写では一貫した筋を持つドラマとして成功しているとは言いがたいですが、自分が望んでいた描写という意味のみでは評価します。

千についての場面。京極龍子が江戸に下るのもびっくりですけど、龍子をデリカシーのない女性として描写するのはやめてほしかったですね。前の旦那が死んだから次のをあてがっとけ、昔のことはいずれ忘れるから、みたいな論理を龍子に言わせないでほしいです。本多忠刻に嫁ぐように説得する場面もね。秀忠の、泰平の世のためとか、子を産んでほしいとか言う言葉にも萎えるし、江の、自分は3回結婚したから2回結婚するのも悪くないみたいな言い方にも萎えます。秀頼は千に幸せになってもらいたいと思ってただろうと言うのも、そうかもしれないが負けて恨めしい気持ちだってあるだろうし、都合のいい言葉ばかりで萎えますね。なんだかそらぞらしいんですよね。残された者の罪悪感をちゃんと描いてないからなのかもしれません。
まあでも秀忠と和解してよかったねと無理やり自分を納得させました。

秀忠が大名の転封や改易を行なった話。私のイメージの秀忠に近いです。というか初めからこんな感じだったら私のイメージぴったりでした。私の秀忠のイメージは、秀忠には俺倫理というものがあって、その倫理に反しないかぎりは失敗等に寛容な優しい人だけど、俺倫理に触れたとたん激怒して厳しい態度に望むという感じです。中二病な人ではなかったと思ってます。

幸松の存在がばれる場面。福が初に相談しにいって江に配慮する描写も私にとっては何の問題もございません。江と福が対立していたという俗説を信じていないので。

今頃長丸が二歳で死んだことについて語ってました。もっと前に触れてほしかった話題です。

和子の名を、和と書いてまさと呼ばせるのは違和感ありますね。和子(まさこ)ならばありなんですが。入内する前は松だと思うんですけどね。でも珠も子々と呼ばせてないからしかたないですね。
それより問題なのは竹千代・国松より和子のほうが大きいこと…。和子は末っ子なのに。子役を節約しすぎなのではと思いました。

竹千代・国松が仲良く剣のお稽古をしているのは、再三申し上げますが私としてはなんの問題もありません。大人になるまではもめるほどのことはなかったと思ってます。

佐治一成さん、登場するんですかっ、ここでっ! びっくりです。こういう形で再登場とは…。まあ出てもかまわないですが、本来ありえないです。そんなことを本人に言わせないでほしいです。そしてその後の二人についてわざわざセリフで言わせるのが萎えます。特に江については今までみんな見てきたじゃないですか。余計なセリフとしか思えません。ちなみに信長の娘は3番目の妻です。一人奥さんがいないことにされてます。
そして再登場の意味がただの江の説得役というのがね…。
また江についてまっすぐな人だと言っても、ドラマ内でそのような描写はなかったので説得力がありません。

江が幸松に会うのは、フィクションとしては一応受け入れますが、いくら江ファンの私でも史実だなんて言えないです。秀忠とすら成人するまで会っていないようですし。
でも上野さんの表情は悪くなかったので、もやもやしつつも一応見れました。

ましてやそこから正室・側室がともに住む場所・徳川の子を育てるための場所として大奥を江が作ったというのは、なんか違うと思います。そういう場所はこの時代どこにでもあったと思います。それを江の発明品みたいに言うのは違うと思いますし、変に恥ずかしいです。
奥に入れる男子を制限する決まりを秀忠が強化したのは間違いないですし、その決まりを定めたときの奥の女主人が江なのも間違いではありません。ですがドラマのような理由ではなかったでしょう。
まあ、お江さんがよく書かれること自体はいいですが、ドラマとして説得力のある話の筋だったらもっとよかったのにと思います。

また江が幸松を殺させようとしたと(俗説では)言われてますが、どうでしょうか。徳川家中で、嫡男秀忠の息子を、江のために殺してくれる人ってどこにいるんですかね。ツイッターで色々言っている人たちを見かけたので、ひそかにつっこみを入れさせていただきます。

それから和子の入内。以前は江はあんなに娘を嫁に出されたとか泣き言言ってたのに。なんで入内ならいいんでしょう。和子への言葉が嫁がせる側に都合の良い言葉に聞こえました。むしろ帝の妻だなんて、母親にとってはありがたいことではあるけれど不安でたまらなかったと思いますよ。

江が家光の嫁さん選びをしたのは史実です。脚本家の創作ではありません。ただもう少し後だったのではと思いますが。この時点で元服もまだみたいですから。
で、その後でようやく元服しましたね、家光と忠長。嫁選びはこの後だと思うけど。

宇都宮釣天井事件がすごく簡単に処理されてしまいました。歴史をしらない家族に、この人に何が起きたの?と聞かれてしまいました。正純さんはお気の毒でしたね。

忠直が出てきたけれど、勝は登場しませんね。勝と忠直の祝言に触れないでいきなり改易例として取り上げられるとは思わなかったです。勝ぐらい出せばいいのに。

政に口出しするなと言う秀忠は、私のイメージどおりです。こんな感じの人だったと思うのよね。

家光と江がふつうに会話しているのも私は問題ございません。江が国松を偏愛していたのは後世の俗説だと思っているので。

秀忠と江が庭を眺めながら並んで寄り添って立っている場面は雰囲気はよかったです。

家光が将軍に就任する場面。こんな感じで何事もなく江は将軍家光を受け入れていたと思います。
その後の女達のやりとり。江の乳母のサキさんや初の乳母ウメさんの会話はそれなりに面白かったです。あと江から福に大奥の取りまとめを指示するのは、違和感持つ人もいるんでしょうけど、私としては何の問題もないですね。

家光の正室になった鷹司孝子の登場はほんの一瞬でした。ただ家光との不仲については触れないんですね。都合の悪いことを出さないせいで、なんとなく嘘くさく感じます。

高台院と龍子との会話、なんだかしょうもない説明セリフばかりで聞いていて悲しくなってきます。最後の最後でこんなセリフなんて、大竹さんや鈴木砂羽さんが気の毒です。

高台院が死んだあとの秀忠と江の会話「大きな方をなくした」というそのままのセリフは萎えますね。そういうことを場面描写で示唆してほしいんですよね…。家康のときも「大きな方をなくした」と言ってましたが、そこの浅さしか感じないです。

その後の会話。雰囲気はともかく話している内容がね…。心が穏やかでないと泰平の世がつくれないみたいな言葉を言ってましたが、個人的にはやっぱりしらじらしいと思いました。

またこの頃までに前田に嫁いだ次女珠が亡くなったはずですが、それに触れないのはちょっと…。しかし脚本家がそういう不幸話をうまく話しに取り入れる能力がなさそうなので仕方ないですね。

そして、最後の馬に乗りに行く場面。ほんとうはこのときお江さんは50過ぎていたんですけど。もうおばあさんだしありえないけど。まあ江の表情が良かったからよいことにします。
遠乗りでの会話。いくらこれから思うままあるがままに生きるみたいなことを言っても、そういうことを感じるエピソードがないせいで、ぴんと来ないですね。
なんとなくなじめなかった会話でしたが、最後の秀忠と江のやりとりには少々心が動かされました。「私のところへ帰ってこいよ」「他に帰る場所などございません」江は実家がない人ですからね。婚家でなにかあっても逃げ帰る場所がない状況で生きてきた人なんですよね。でもドラマ内ではそういう境遇には見えなかったです。それが残念です。
そして最後の最後でお市さんが。相変わらず変な幽霊出しますね。最後の最後の本当の最後は江で締めていたのでいいんですけどね。

以上です。最後のほうはただの羅列になってしまいました。すいません。
それにしてもなんだかんだで終わってしまったんですね。お世辞にも面白いとはいえませんし、がっかり感が強いですが、それでも途中抜けしたとはいえ、最後まで見たことに対する妙な達成感もあります。

ドラマの感想はこれで一応終わりですが、また近いうちに大河ドラマ・江について総括の記事をあげるかもしれないです。まだ少し言い足りないことがあるので。ではまた。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
1年間お疲れ様でした。僕は早々に脱落してしまいましたが、こちらのブログはずっと拝見していました。来年の大河ドラマががっかりでないことを願います。
じょうよ
2011/12/01 05:11
じょうよさま

こんばんは。
お言葉ありがとうございます。そしていつも読んでくださってありがとうございます。そのようにおっしゃっていただき、とても嬉しいです。
予告や色々なコメントを見ると、来年の大河は今年よりはよさそうに思えます。がっかりな出来ではないことを私も願っております。
あまのかるも
2011/12/03 00:50
あまのかるも様
本当にお疲れ様で御座いました。
「天地人」では数回で挫折した私も、何とか最終回まで見届けました。
けれども、一番心に残ったのは「坂の上の雲」予告編、203高地のシーンでした(笑)。
やはり戦の苛烈さを描かずに、泰平の世を望む気持ちを表現しろというのは、どんな名優でも酷な話だったでしょう。そのうえ、江、秀忠、福を初め、ほとんどの登場人物にキャラの一貫性が無かった事で、感情移入を困難にして、大河史上に残る駄作になったと思います。
今回の大失敗で、NHKが反省してくれるといいのですが・・・。
武江
2011/12/03 22:17
武江さま

こんばんは。お言葉ありがとうございます。武江さんも最後までのご視聴お疲れ様でした。
一番心に残ったのが「坂の上の雲」の予告ですか。そうですよね。私も一番心奪われたのは本編ではなく「平清盛」の予告でした(笑)。
>大河史上に残る駄作
ほんとうにそのとおりですね。今回の大河は、いろいろな面で長編ドラマの体をなしていなかったという印象です。反面教師としての価値しかないような気がします。今回を教訓にNHKは大河の企画&脚本に力を入れて、こういう大河を二度と作らないようにしてほしいです。
あまのかるも
2011/12/04 17:48
こんばんは。
こちらのブログのおかげで、最終回までたどり着けた気がします。「江」を見ておかしいと思ったことがあっても、ここでネタになると覚えておけば、はりあいがありました(笑)
最後のシーンの江は50歳前後には見えませんが、落ち着いた表情は良かったと思います。若い女優さんが白髪のカツラや不自然な老けメイクをするのは、違和感が先にたつので、かえって見やすかったです。
「平清盛」の予告は、土の匂いがしてきそうでした。期待してますが、松田聖子が世界観こわさないか不安です。
さい
2011/12/07 18:50
さいさま
こんばんは。私のブログ及びしょうもない感想がお役に立てたならなによりです。今回の大河はネタにするしか見続けられなかったですよね…。さいさんもご視聴お疲れ様でした。
老けメイクは場合によってはかなり違和感ありますからね。特に今回みたいにアラを隠してくれない脚本・演出だと、不自然さを隠せなかったかもしれないですね。
平安末期の京はかなり荒廃していたので、ああいう演出は雰囲気が出てます。その辺りなど写真で見る限りは良さそうな感じはしますが、私はあまり期待しないようにします。期待しすぎると後が怖いですから。松田聖子…。うーん。うまく世界観にはまってほしいものです。
あまのかるも
2011/12/10 02:57

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