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zoom RSS 大河ドラマ『江 〜姫たちの戦国〜』第44回『江戸城騒乱』

<<   作成日時 : 2011/11/20 18:50   >>

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こんにちは。遅くなりましたが大河の感想です。なかなかやる気がでませんが、残り少ないですし、最後のひとふんばりで書いていこうと思います。

冒頭の祝宴の場面。うーん。「姉上がー、秀頼がー」と泣き言を言う江にも萎えますし、ことあるごとに「武家のならい」をいう福にも萎えます。
江はあくまでも徳川方なのであって、豊臣に心を寄せているのをあらわにするのはいかがなものかと思います。そもそも徳川と豊臣の争いにおいて運が悪かったら死んでいるのは自分という発想が、このドラマの江にはないように思います。夏の陣時点はともかく冬の陣では、いくら勢力的に圧倒的に優位だったとしても、徳川が負けることもありえたわけですから。茶々と秀頼が死ぬのはもう決定事項という脚本家の勘違いの象徴のような物言いだと思います。
福の言う「武家のならい」、なんか違うような気がします。「昨日の敵は今日も敵だし明日も敵」ではないのが戦国時代だから、ひたすら豊臣が憎いっていうのはぴんとこないです。しかけたのは明智方からであり、たまたま秀吉が一番早く明智とぶつかっただけだと思うのですが。
それに福は問題発言もしてましたね。「竹千代様の天下も近い」家康と秀忠早く死ねってことになるんだがそれでいいのかと思いました。
それに秀忠が城に鉄砲を撃ち掛けるのを命じた話を、江が福から聞かされていたのもこのドラマ的にはありなのかもしれないけどやっぱり違和感。本来は夏の陣開始時点で江は姉や甥の死を覚悟していると思うのは間違っているんですかね。
ところで竹千代役の子、けっこうかわいくて演技も素人目にはそこそこうまいような気がします。国松役の子もいいと思いますが。

武家諸法度の話とか元和に改元の話とかは、可もなく不可もなくという感じです。

千と秀忠の対面の場面。まず秀忠が初のことを「姉上」呼ばわりするのはどうも慣れないですね。名前呼びもあんまり好きじゃないけどしょうがないと思えるのですが。
千が「父上を許しません」というところ。出典は知らないけれど通説だと、秀忠は大坂城から出た千に「なんで夫とともに死ななかったのか」と言ったと言われている人ですからねぇ。そういう秀忠だったら言えないセリフだと思います。このドラマは設定が違うとは思うけれど、通説のほうがみんな肝が据わっているから見ていてもやもやします。

このドラマの家康と秀忠の関係、まだもめてるのかと嫌になってきます。あと「恨みではなく悲しみ」とかいうのをセリフで直接言わせないでほしい。こういうセリフまだ出てくるんですね。

江と千の再会はちょっと感動したかも。それぞれの悲しみが表されていた印象です。前後の話を無視すればわりとよかった場面です。また江と初との再会もよかったです。やはりそれぞれ無念の思いはあったことでしょう。

江と秀忠の会話。演技はいいと思うんですよ。でも…「誰も傷つけずに泰平の世は築けない」そのことを今回始めて気がつきましたという物言いが超違和感です。秀忠も江もそんなことは百も承知なのがこの時代なんじゃないのか。だからもう全然このドラマに入り込めなくて…。江は「わからない」って泣くし…。最後までこのドラマと相性合わなかったなあとつくづく思いました。

高台院と京極龍子(前に出たときは出家してましたっけ)の場面は、意味のない場面だと思いました。この二人がそろって秀忠と江のことを気にかける必然性ってあるのかしら。

竹千代と国松の描き方、結果的に国松を小ざかしい感じにしているのが、つまらないなあと。通説的にはありなんだろうけど、やっぱりそれって浅い発想だと思います。演出では国松をずるい子に描いているところが比較的少ないのでまだましなんですけど。千の部屋に行くところとか秀忠との会話等でそういう描写もあるといえばありますが、やり方によってはもっと露骨に描けるけど、そこまではしていない印象です。演出的には竹千代が始終福をうかがうところ等竹千代と福、竹千代と江の関係を描くほうに重点置いている感じですね。

で、福がまた駿府に行っちゃうしー。また直訴すんのかよって感じ。なんで同じことをさせるのかわけわかりません。もっと通説をスマートに採用してほしいです。
そして福が林羅山に取り入ってそそのかすみたいな場面、なんかありえない…。女子供の言うことなんぞに当時の教養人が耳を貸すわけないし、二人で酒を酌み交わすのもなんて言ったらいいのやら。設定が斬新過ぎてよくわかりません。

このドラマでは初が竹千代を気にかける設定なんですね。それはまあ私的にもありですかね。家康に諌められる設定よりはましです。もっとも私は、江は竹千代を疎んじたことなどない派なんで、ずっともやもやしっぱなしなんですけど。

前も言いましたが竹千代の女装趣味は、出典はわからないですが、私の理解ではもっと大きくなって青年期にお忍びで抜け出して、流行りの若衆歌舞伎みたいな女っぽい格好をしてたという印象です。要するに流行に乗っかっただけというか。母親がおののく怪しい趣味かもしれないけれど、このドラマの描き方とは違うような気がします。
ちなみにこのドラマで描かれるかはわかりませんが、男色についてはそれこそ武将のたしなみでしかないですからね。家康にも秀忠にもそれらしい話はあるんで、家光だけが異様に強調されるのは変な感じがします。
ツイッターでは、江戸城騒乱って竹千代が化粧していることかー、みたいな反応がたくさんありましたが、そう思われてもしょうがないような演出でしたね。BGMも煽るような感じでしたしね。というか今回の展開では私もそういう解釈しかできないです。私の予想は竹千代派と国松派に分かれてなんかあるのかなあと思ってましたから。実際には竹千代が化粧しているだけだったという…。よくわかりません、この脚本家の発想は。

以上でございます。ああ、ぎりぎりで間に合いました。ではまた。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ。
通説(俗説)をそのまま採用しているわりに、作中での描写に消化不良感があるせいか、お世継ぎ騒動についてはどうもモヤモヤした印象を受けました。いかに当代屈指の教養人の言葉とはいえ、酔っ払いの一言で理論武装した福が秀忠になにを言ったとて、大勢に影響を与えるとも思えないですし、どうもあの場面は必要なかったような気がします。
それに、今までの描写がお福の異常性(としか表現しようがない)ゆえに竹千代が歪んだ子になってしまったといわんばかりの描写が多く、お江と竹千代の互いの思慕がすれ違っている、というキモの部分もいまいちピンときませんでした。
しょうよう庵
URL
2011/11/25 00:24
しょうよう庵さま

こんにちは。
通説をそのまま使いたいのか、自分なりにアレンジしたいのか方向性が見えないですよね。
私も林羅山と福の場面は必要があったと思いません。秀忠に忠告できる人を適当に連れてきた感じがします。
江と竹千代がすれ違っている状況をつくるために、ただ福を悪者にするだけでいいという発想が間違っているのだろうと思います。そういうやり方を使わず親子の間がしっくりしないストーリーを作ることは、プロならできると思うのですが、このドラマでは出来ていないと思います。
あまのかるも
2011/11/27 17:26

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