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zoom RSS 本(マンガ)の感想:『超訳百人一首 うた恋い。』

<<   作成日時 : 2010/12/12 17:18   >>

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絵柄はさほど好きなタイプではなかったんですが、本屋のPOPにつられて中を見てみたら
面白そうだったので買いました。

百人一首の和歌のうち六首の恋歌にまつわる物語が、短編マンガとして描かれています。
冒頭には百人一首ができたいきさつもマンガになってます。のっけから定家がいい根性
していて笑えます。

一話目は在原業平と藤原高子の話。
この前読んだ本の業平はヘタレ草食系男子でしたが、こっちの業平は正統派プレイボーイの
肉食系男子。個人的にはこっちの業平さんのほうが好みです。しかし業平さんが草食系
だろうと肉食系だろうと、どっちも高子ちゃんはツンデレ攻め女。なぜなんでしょうねぇ。

二話目は陽成院と綏子内親王の話。
いやー、もう、綏子内親王がかわいいっ! 釣殿宮・綏子内親王という呼び名・名前から
想像していた通りのおっとりした可愛らしさ。いや、陽成院がうらやましい。
おっとりしているけど芯はしっかりとした姫宮ぶりがとてもかわいい。いかに陽成院が
世をすねてひねくれ根性でいようとも、恋歌をあげたくなっちゃうよなあ、と思いました。

三話目は藤原義孝と源保光の娘の話。藤原行成のご両親ですな。
この話、私はちょっと薄いなーと思いました。主人公が薄い。脇役の道隆や兼家のほうが
面白い。まあ藤原義孝という人は聖人君子を絵に描いたような人だったので、この描き方は
ありです。薄くて綺麗ではかないという感じがよく出てます。

そして後半の三話分はどれも「かなわぬ恋」。なかなかせつない話ばかりです。

四話目は紫式部と女友達の話。
やっぱりこの時代、女にとってはとても生きにくい世の中です。そんな世の中で、いろいろな
意味で遠くへ行ってしまおうとも、心が折れた女友達に想いを伝えたい。その気持ちが
あの源氏物語を生んだのかと思うと、悲しい気持ちになってしまいます。

五話目は藤原道雅と当子内親王の話。
当子内親王がお転婆でかわいいんだけど、それだけに恋の終わり方がつらいものに感じます。
道雅が荒三位になるのも無理ないなと思ってしまいます。しかし道雅くん、悪人面だの怖い顔
だのひどい言われようなのもまた気の毒です。

六話目は藤原定家と式子内親王の話。
歌でしか自由に生きられない。歌の世界でしか想いを交わすことができない。そんな幻の
ような恋。歌の世界に閉じこもってしまったかのような式子内親王の姿に涙がでそうに
なりました。定家も苦しい恋を選んでしまったんですね。

最後の超訳は、私はいらないなー。元の歌のままでも楽しめるし。それよりもう一話
見たかったですね。

平安時代好きな人は、この絵柄と現代風な味付けが受け入れられるなら楽しめると
思います。

続編を期待したいですが、一気に描いてクオリティが下がっても嫌なので、続編出たら
いいなぐらいの気持ちで気長に待ってます。

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