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zoom RSS 小説『江 〜姫たちの戦国』の感想

<<   作成日時 : 2010/08/29 13:24   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

来年の大河の原作を読み終わりました。脚本家の田淵久美子さんが書き下ろしたものです
図書館で予約して、上巻はすぐに読めましたが、下巻がなかなか順番が回って来ず
ようやく今になって借りることができた次第です
そんなわけで上巻の内容の記憶は少しあやふやですが、感想を書かせていただきます

全体的な感想は…本格的な歴史小説を期待して読むとがっかりします
歴史小説風ラノベと割り切って読めば、かなり面白いです

戦国の世の過酷さを書こうと努力している部分はありますが
負の感情が生じるはずの展開で、それを避けているところが多いです
そういう意味で人物描写が甘いかな、と思いました

また過去の世界を現代の価値観に引き寄せて書いているので
私のような現実と違う物語を求めている人間にとっては
ちょっと読み進めるのに脳内補正が必要になってます

また作者が本職の小説家ではないせいか、背景描写が少なく、
会話部分が目立って、それもラノベっぽく見えます
よく言うととても読みやすいです

歴史観みたいなのを無視すれば、登場人物のやり取りとか一つ一つのエピソードや、
話の筋とかは、むしろよくできていて面白いのが、困るところです
ぶつぶつ突っ込みつつも、先を読み進めるのはつらくなかったので…
ダメダメな話だと、先を読むのもいやになりますからね

そんなわけで、文句言いつつも、ドラマで早く見てみたいと思えた小説でした

が…

でも、でも、やっぱり、いろいろと文句言いたい!
昔の価値観をきちっと描写してほしい、というところから、
この人物のこの描写は私のイメージや好みと違う、というところまで。
文句は多々ありますが、ここでぶつくさ言ってもしょうがない
全部描くときりがないので二つだけ
以下ネタバレしてますので隠します。ご覧になりたい方は反転して読んでください


まず一つは、主人公は基本的に良く書かれると期待していたのに
跡継ぎを替えたいとお江が思う設定になっていて、大変不満
子供に対して好き嫌い合う合わないはあっても、跡継ぎ問題はまた次元の違う話だと
思うんで、せめて育て方や対処の仕方がよくないレベルの話にしてもらいたかった
(有名な家康の訓戒状にしても、育て方に気をつけろという解釈で収まる内容で
後継者をすげかえる意思があったという根拠にはならないと思ってる)
お江さん好きとして、これだけはやってほしくないことをやられてすごいがっかり
どうでもいいことで「お江様ご立派」キャラにしといて、ここで落とすんですか…最悪

逆にお静の方の存在は知らなかったという設定になってますが、それは、
追い出したという設定にしてくれても、個人的には嫌だけど話が面白ければ
許せるんですけどねー
また、これに加えて「乳母をつけずに自分で育てるのが好ましい」という発想も
やめてほしいんだけど、まあこれは我慢する
国松にも乳母いたんだけど、と言いたいけどこれもここだけで我慢する

もう一つ、必要以上に信長を重要視するのもやめていただきたい
「信長に似てる」設定を強調してたり、織田の血を意識しまくったり、
江を初めとする登場人物が信長を崇拝しまくってたりするのは、ちょっとね
やっぱりお江にとって、大事なのは父親の浅井長政だし、浅井家の姫であることが
心のよりどころなんじゃないですかね
信長は所詮、親戚のおじさんだと思いますよ



ドラマの脚本にするにあたって、この二点は修正してほしいんですが、無理かなぁ

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