かとりぶたを側に置き

アクセスカウンタ

zoom RSS 『アンダーザローズ』5巻の感想

<<   作成日時 : 2008/04/06 18:22   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

感想は短く書くことに方針転換したはずなんだが、私的にはえらく長くなってしまったので、単独の記事にしました。結局前の記事も『Honey Rose』3回目配信の感想が長くなってそれだけになってしまったし。
ということで、以下例によって適当な感想…のつもりが最後無駄に長くなりました。ネタバレはもちろんあります。



・一番驚いたところ
やっぱり「表紙」でしょう。やんちゃなグレン家の双子と次男が、なんかとても楽しそうで『あんだろ』じゃないみたい
・一番萌えたところ
アルバートがレイチェルを抱いて「よしよし」の場面
あやうく鼻血吹きそうになるほど。腹黒アルが好きな私ですが、こういう優しいアルもいいよねー。
とはいえこの二人だと恋仲というより兄妹、叔父さんと姪(年齢逆なんだが)みたいな感じ。
・一番泣けたところ
「前のお屋敷での醜聞」の誤解が解けて、アスパン子爵夫人と仲直りするまでのくだり。スーザン・グレン男爵夫人が素敵。お姉さまとお呼びしたい気分。
二番目に泣けたところは、メイドたちに責められていたメアリにレイチェルが謝るところだったし、レイチェルと同級生だった男爵家の家庭教師がコーリー・グレンの想い人とわかるあたりのやりとりもよかったし、作者の言うとおり、5巻は「友情!乙女編」だなあと思いましたわ。
・一番すかっとしたところ
ウィルが悪戯双子娘達にお茶をぶっかけるところ。ウィル怖ー。でもあのぐらいしないと悪魔のように悪戯好きな餓鬼共にはわからんのでは。でもそのあとさんざん泣きながら皆に謝った後、ウィルに懐いちゃう双子は可愛いわ〜。
・一番の良い子
アイザックが、終始不憫で、侠気あふれるいい奴だった! 帯の文句にもなった「嘘ついちゃった」の場面、「言ったら兄弟の縁を切るからな」と言い切る場面、アーサーに諭されようと、グレン家次男フレッドに散々いじめられようと、レイチェルには本当のことを言わず、最後ではライナスをかばってフレッドに凄み、と、5巻では出ずっぱりでとても印象的でした。『はにろ』での良い人ぶりも読んだ後なので、なんかもうほれちゃいそうです。
でもレイチェルを信頼しきっていて、ウィルとの関係がばれたときどんな反応するかと思うととても心配だ…。
・一番、キャラに対する感想が変わってきた人
レイチェルが、前よりかはむかつかなくなってきた。初めのころは自分の正義をものすごく押し付けるところがあるのがうざくて、レイチェルは大嫌いだったんだが。でも最近は、色々あって、その表し方もだいぶ穏やかになってきて、5巻では、なんか可愛いな、とも思えてきた。『春の賛歌』ではこれ以上不幸にはならないでほしいものです。

それにしても、ホステス(女主人)役としてのレイチェルの能力の高さが表現されているのが気になる。伯爵の「使用人に対する寛容さ」の本当の理由を見抜いたり、メイドをさりげなく牽制して不満を封じ込めたり。元々のガヴァネスとしての能力の高さも、例えばアルの言葉の裏をよんで嫌われ役として遠乗りを止めるところもあるけど。女主人としての管理能力の高さが、後々ウィリアムと、ガヴァネスにもかかわらず結婚できる背景になるんじゃなかろうか。
それに対して、同級生の家庭教師さんはやはり男爵夫人は難しそうな気がする。アンナの代役としてハウスパーティに出席できたレイチェルと違って「淑女として認めさせる」機会がめぐってこなさそうだし、コーリー・グレンもアルほど露骨でないにしても恋愛と結婚は切り分けて考えてそうだし。レイチェルも同級生の家庭教師さんも知らないが、コーリーはボルドロー家次女のビリーに粉かけてるしね。
そういえば、この時点ではレイチェルは、自分がウィルと結婚するとは夢にも思っていないんだろうな。読者は『Honey Rose』を読んでいるから二人が結婚することを知っているけど、レイチェルからすると、今の自分はウィルに弄ばれているだけ、だと思っているはず。ただでさえレイプから始まっている関係だし。そもそも同級生さんと違って、レイチェルから結婚を迫る展開は色々な点でありえないと思う。
この時代としてありそうな展開は「伯爵がウィルにレイチェルと結婚しろと命じる」「ウィルがレイチェルと結婚したいと言い、伯爵及び周囲(モルゴース以外)が同意する」しかないような気がする。しかし、両方ともそこまでの過程が想像しにくい。身分差がある状態で、身体の関係から結婚へと飛び越えるのはこの時代とても難しいはずなんですよね。
それにウィルがレイチェルと結婚しよう(結婚してもいい)と思う動機・きっかけも想像しにくい。「アリスができちゃったから結婚」ももう一押し足りない気がするし。2〜4巻手元にないからうろ覚えだけど、ウィルの建前(レイチェルにしている説明)は「レイチェルを妊娠させて、母親に、父とレイチェルが関係があるように誤解させる」でしたっけ? それなのになんで結局自分が結婚するようになるんでしょうね。
レイチェルとウィルが階段の上と下で互いに意識しあう場面は、とても、こう、あれで、お互いに意識しまくりなのは間違いないけれど、これからどうなるんでしょうね。一体レイチェルに「彼でなければならない理由が真実の愛」となる日が来るんだろうか。もしそうなるとして、例えば「彼の撫でる手」、要するに肉欲から来るようになる展開だったら、すっごい話になりそうだが。今はまだ「彼の撫でる手」を呼んで待っている自分に耐えられないようだけど…。まあ、そのときが来る展開になるとしたら、普通に精神的な結びつきからになることを期待してます。

長々と書いてしまったが、先がすげえ気になるからであって、読むのも普通漫画は30分〜1時間ちょっとで終わるのに3時間くらいかかったし、考えさせる心理描写と巧みな物語運びに翻弄されております。
正直、連載追っかけるのは細切れで待ちくたびれて、結果的に購読意欲を下げるのでやりたくないんだけど、なんか数回はスピカを買ってしまいそうな自分がいます。単行本未収録の絵もあるし。5巻だと各回の扉絵とか。
とりあえず少しこの漫画について忘れよう。でも、ああ、気になる〜。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
『アンダーザローズ』5巻の感想 かとりぶたを側に置き/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる