かとりぶたを側に置き

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zoom RSS お題に便乗

<<   作成日時 : 2006/10/17 23:59   >>

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私の使ってるBiglobeのウェブリブログで、第13回★「今でも覚えている印象深い『絵本』『物語』」というお題が出たので、初めてですけど参加してみます。

私にとっての「今でも覚えている印象深い『絵本』『物語』」は『かわいそうなぞう』です。戦争中に、上野動物園で飼育されていた象を、空襲などで逃げ出して人に危害を加えてはいけないからと、殺すよう命じられて、結局餓死させてしまったという実際あったことに基づいたお話です。

子供の頃初めて読んだとき、あんまり象さんたちがかわいそうで、悲しくてつらくて、もう絶対読みたくないと思ったものです。そして実際そのときの一回きりしか読んでません。そのぐらい思い出したくなかったわけです。なのに、大人になった今、なぜかこの悲しいお話を真っ先に思い出してしまいます。子供の頃の読んだ本の思い出の中には楽しいお話もあるんですけどね。
そんなわけで、実のところあらすじはうろ覚えで記憶が不正確かもしれないんですが。餌をもらうために、飼育員の前で、弱った体で一生懸命芸をしてみせるくだりは思い出すだけでも涙がにじんできます。

一般的に戦時中の悲劇というわけで、反戦のテーマに集中しがちでしょうけど、そういうこと抜きにしても、運命の理不尽さと人間の身勝手さを端的に表した、ほんとうにかわいそうなお話だと、今は大人になった私は思います。何の罪もないのに殺される象たちは無条件でかわいそうです。一方飼育員たちは、手塩にかけて育てた動物を殺さなければならない不幸に加えて、象から見れば「自分たちの都合で生き物を殺す身勝手な人間」として相対していて、矛盾した立場にいます。そういうつらい立場におかれた当時の彼らの無念と苦悩について語るには、今の自分の想像を上回るというか、軽々しく言葉にできない気分になります。ただ、皆がこんなつらい目にあわない世の中であってほしいと願うばかりです。

子供の私には「誰にもどうすることもできない不幸」を直視することができなかったみたいです。実は大人になった今でもなくて、なんといわれようとも物語はハッピーエンド好き、バッドエンドは真っ平ごめんな人間です。最低でも救いがないとつらくてたまりません。そんな現実逃避な私ですが『かわいそうなぞう』は、いやだいやだ言いつつ、大事な意味のあるお話です。

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