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zoom RSS 鳥獣戯画展・後期へ行った話

<<   作成日時 : 2015/05/31 08:27   >>

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鳥獣戯画展の前期に行った話に続いて、後期に行ったときの話です。

元々は、後期の初日になる5月19日が休みだったので、比較的空いてそうな後期初日に行こうと思ってました。
ところが前回、限定グッズの付箋が売り切れていたので、付箋入荷を狙って入荷予定の25日以降の土日にしようかなあと悩んでいたんですけど。でも後期初日の朝、寝坊することなくいつも会社に行く時間に起きてしまったので、急遽行くことにしました。やっぱり混んでるのは嫌ですからね。

着いたのは前回と同じ9時ちょっと前で、場所も前とあまり変わらず表慶館前でした。
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雨が降ってて傘を開いたり閉じたり忙しかったです。そして9時15分ころに平成館前に移動。
例の待機列で説明してくれる職員さんは、毎日炎天下でがんばってるせいか色黒になってて、「日焼けして皮が何回もむけてしまいました」と言ってました。「鳥獣戯画以外にも展示があります。そちらもぜひ見てください」とも言ってましたが、ほんとにそうですね。鳥獣戯画だけ目当てじゃもったいないと思います。
あとは中で人を押しのけて走ったりしないように、とか、もぎりに並ぶときの説明とか、前回同様にしてました。連日大変だろうなあと、頭が下がる思いがしました。

開館後15分くらいで入館。2階へあがるとまた音声ガイドを借りてすぐに甲巻最後尾へ。前回と同じく修繕説明があるあたりでしたが、前回よりは列が長くなってました。またしても音声ガイドを聞きながら時間つぶし。
見学列の一つ手前の列で、また双眼鏡を使用して鳥獣戯画を眺めて。
そして甲巻の見学列に。もっとも有名な場面、兎と猿の追いかけっこや蛙と兎の相撲が見れました。市女笠をかぶった笑顔の狐さんがかわいかったです。猿の法会で参列者が持ってる数珠が、単純な筆遣いだけど細かくそれっぽく描かれてて感動。グッズでフィーチャーされてる烏帽子をかぶった猫さんもかわいいけど、最後の場面で、毛皮を持ってる烏帽子かぶった兎さんもかわいくて、見学列を離れるときはとっても名残惜しかったです。

次の乙丙丁巻は、前回とは違い待機列はなく、甲巻のような一列並びでなく通常通りに人が群がって集まって並んで進んでる状態になってました。人の肩越しにさっと見るより、多少待ってでもケース前で見たかったので、おとなしくケース前に並ぶ列につきました。
丁巻。筆の運びが素人目にも動きがあって味がありました。あそこまで見えてる絵もありましたね(笑)。
丙巻。この巻の擬人化動物もかわいいですね。甲巻の動物は目が塗りつぶされてるけど、この巻の動物は白目黒目があります。すごく線が細いです。目が渦巻の蛙がいてこれもかわいかったです。
乙巻。想像上の動物がたくさんいて楽しいです。なにげに蝶もいました。
今回の乙丙丁巻では、若干見学列が詰まり気味だったので、音声ガイドの説明がどんどん先に行ってしまって、時々一時停止してました。このペースよりもっと早く歩いてほしいのねっていうのがすごくよくわかりました(笑)。展示を見るペースを考えて作られてるなと思いましたね。音声ガイドを聞くためだけに立ち止まらないといけない部分が、大関ヶ原展と比べると全体的に少なかったです。待ち時間の時間つぶし用のボーナストラックを用意してるのも秀逸です。

4巻分見終わったあとに第一会場へ。その前にロッカーに荷物を預けて、前回買った図録についてた兎のトートバッグを持って中に入りました。斜め掛けできるのでとても役立ちます。
2回目の見学ですが、入れ替えのため始めて見るのもありました。また前回見た物も、鹿さんや子犬ちゃん、白光神立像、夢記と詠草等、何回でも見たいものがかなりありましたね。
明恵上人行状絵は北条泰時と会ってる場面、春日権現験記絵は天竺行き断念の場面があって、前期に続いて明恵上人の有名な話が描かれた絵巻が見れて面白かったです。春日権現験記絵に出てくる橘氏女は、天井に飛び上がってたらしくてなんか驚き。こんなのを見たら、インドに行かないのが神の思し召しだと思っちゃいますね。結果的には行かなくて正解(最初の天竺行き中止の年がいわゆるインド仏教滅亡の年)だったわけですが。
明恵さんの肖像画。持念珠像は剥落が激しくて顔の輪郭と左目がやや見れるぐらいで残念な状態でした。目元が優しげな感じ。これはイケメンなのかもしれないです。石上坐禅像にはリスがいました。持経像は図録より波打ちがひどくて、顔の部分がわかりにくかったです。図録だと優しそうなかわいい系のおじさんでしたね。持経像の前で一瞬周囲に誰もいない状況になって独り占めできたのは良かったです。
そういえば鷹島石・蘇婆石を見ながら、われなくてのちに愛する人なくば飛びて帰れね高嶋の石という和歌について考えてたんですが。私がいなくなった後、愛する人がいなかったら飛んで帰れ、鷹島の石よって意味ですよね、これ。自分が死んだ後の石の心配もしてるんですね明恵さん…。面白過ぎる人です。
十六羅漢。後期になってリスがいるのは一幅だけになってしまったけど、他にも動物がいて徳の高いお坊さんは動物にも懐かれるのだなと思いました。
仏眼仏母像との入れ替わりは文殊菩薩像でした。明恵が耳を切った後に見た文殊菩薩を描いたものですが、明恵上人の死後に描かれたものだそうです。仏眼仏母像との入れ替わりにしてはちょっとありがたみが薄い気がするのが残念。音声ガイドも、明恵が文殊菩薩を視る下りは松尾さんじゃなくて蔵之介さんにやってもらったほうがなりきりっぽくて面白かったような気がします。
弥勒曼荼羅と阿字螺鈿蒔絵月輪形厨子の音声ガイドの説明は興味深かったです。三角と半月のモチーフが共通しているところとか、言われないと気がつかなかったと思います。厨子はとても小さくて綺麗でした。
光明真言功徳絵は残念ながら巻き替えがあって五色の光明真言ビーム(笑)は見れなくなってましたが、蘇生した定円のぼやっとした表情や、臨終時の阿弥陀さんからのふた筋の白毫ビーム(笑)が面白かったです。
春和夜神像は音声ガイドを聞くとなかなか幻想的な場面なのがわかりました。前回同様善財童子と明恵が重なって見えます。

それから第二会場の残りへ。華厳宗祖師絵伝は元暁伝。唐に渡らず本国に戻った元暁が、ありがたいお経である金剛三昧経を、なんだかんだあって注釈(疏)を書き終わらせて、病に伏す国王の后を無事に治してめでたしめでたしという話。
元暁が寝てる絵が明恵の肖像とかぶるらしいです。たしかにこの絵とインドに行きたかったけどやめた明恵とはかぶります。前回ほとんどわからなかった画中詞は「〜するところ」とあるのがわかって見ていて面白さが増しました。金剛三昧経を求める勅使の前にいきなり竜宮の使いが出てくるとかおとぎ話みたい。水にぬれないよう脛を割ってお経を入れるとか発想がわけわからなくて面白いです。それから金剛三昧経を聖人に預ける話の途中で、唐突に市場の騒がしい様子に場面転換してるのが面白かったです。
これはこれで面白かったですが、最後に龍が登場する義湘伝よりはインパクト薄いですね。
前回はなかった将軍塚絵は、木を切っているところが雑な描き方なのにとても上手に見えました。
最後に鳥獣戯画の断簡をまた見て終了しました。予想より時間はかかりましたが、前回よりは早く見終わりましたね。

そしてロッカーから荷物を回収してまた物販へ。
物販は、手前に特別展限定のがあり、次の台は手前が飲食系のグッズ、裏が高山寺限定、そしてレジがあって、奥に東博の通常の鳥獣戯画グッズがあります(鳥獣戯画の甲巻は東博に寄託されてるので元々鳥獣戯画グッズがあるんです)。
今回は特別展限定のはトランプとクリップ、東博のは付箋と一筆箋2種。
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トランプとクリップはあきらめきれずに買ってしまいました。リフレクターは売り切れてたので前回買えばよかったと後悔。特別展限定の付箋はまだ入荷してないので、しょうがなく東博の付箋を買いましたが、これはこれでかわいいです。
前回も今回もグッズで散財してしまいました。鳥獣戯画グッズ恐るべし。

そして平成館の外へ。
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また池を撮影。
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向かった先は法隆寺宝物館。行く途中に見つけたものを撮影しました。
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こんなのあるんですね。今までこの方向へは行ったことがなかったので初めてでした。
宝物館へ着くと明日から工事で休館のお知らせ。知らずに行ったのですが工事直前のタイミングに、運が良かったなと思いました。
が、その前に腹ごしらえ、というわけでガーデンテラスへ。今度こそ鳥獣戯画展限定のケーキをいただこうとここに来たのです。
食事を頼んでさらに鳥獣戯画ケーキを頼んだら、なんと最後の一個。きゃー! あわてて頼んでなんとか間に合いました。
食事のあとケーキが来ました。
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かわいいね。
説明書きによると「よもぎのシフォンと黒糖ババロアにゆずわらび餅をのせた」「マカロンにはあのうさぎがお目見え」とあります。
今までマカロンは甘いだけでありがたみがいまいちわからず好んで食べなかったけど、このケーキはマカロンの下にあるババロアとかわらび餅が美味しくて、マカロンもほどよく甘く、とても美味しかったです。いやー、前回のリベンジで食べれてよかったです。

ゆっくりしたあと宝物館へ。小さな仏像が無造作に一杯あってびっくりしちゃいました。さすが法隆寺。他にも工芸品とか書物や布製品とか珍しいものがみれました。蒔絵は徳川家の葵の御紋があったような。八重椀(やえまり)というのは椀がマトリョーシカ状態になってるものでした。法隆寺のハンコもありましたね。法隆寺の宝物が見れてよかったです。
いいもの見れてよかったというところで、今度は本館へ。

本館は今回一階から見ました。仏像は高山寺のもありましたね。涅槃像もありました。前回これあったかな? 記憶あやしいけど展示替えもあったかも。
自在置物、前もあったかもしれないけど駆け足で見て記憶になかったんで、今回はじっくり見ました。伊勢海老とか蟹とかかまきりもありました。面白いですね。
そして刀剣の部屋が混んでて驚き。いつもはガラガラなのに、三日月宗近が展示されててとうらぶ女子が集まっていたからですね。みなさん写真撮ってて滞留時間は長めだけど、ちゃんと譲り合っててマナーは良かったです。私も便乗でちょろっと見ました。三日月宗近ぱ秀忠が持ってたので、お江さんも見てたかも。細身な刀身が綺麗でした。
上野の資料、今回は撮ってみました。
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本館裏の庭園。
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そして2階へ。高山寺特集の展示をもう一回見ました。
仏眼仏母像に書かれた和歌ですが、"私もともにあわれと思し召しください、御仏よ、あなたより他に見知る人はいないのです"って意味だと思うんだけど、孤独な修行中とは言えヤバいんじゃないか、引きこもりが二次元キャラとしか話し相手がいなくて寂しい的な告白で、なんかちょっとこわい…。そのあと南無母御前とか言っちゃってるし。紀州時代弟子もいたんじゃないか、それともまだこのころは一人だったのか。と色々考えるにつけても面白い方です。鳥獣戯画の模本は相変わらずガラガラでした。混んでるのが嫌ならみんな本館に来て見るといいですよ。

埴輪はへんな猿の埴輪があって面白かったです。トーハクのツイッターでも紹介されてますね。国宝室の和歌体十種は読めないのが残念。雰囲気だけ楽しみました。あと明恵筆の掛け軸がありました。これも読めなくて残念。そして撮影忘れました…。
和歌山の丹生都比売神社の華鬘がありました。
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絵巻物は西行伝がありました。西行は和歌山の粉河生まれなんですよね。和歌山の坊主は、自分の耳切ったり、娘蹴っ飛ばしたり、変なのいるなーと思いながら眺めて。
高山寺の白描画もあったので撮りましたが、なんかピンボケ。
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なにを血迷ったか撮ってしまったもの。蓋置らしいです。
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そろそろスマホの充電が少なくなったので、このあとあまり写真撮れなかったのが心残り。

鎧兜、榊原康政の甲冑がありました。大関ヶ原展に展示されたのとはまた別のもので、色々なものが残っているんですね。あと、リアルな肉体を模した甲冑がありました。筋肉の割れ目はもちろん乳首もあって面白いけど引いてしまいました(笑)。ここまで写実的に表してどうすんの(笑)。
浮世絵も前回と展示が変わってて、多すぎて見るのが大変でした。そしてそろそろ閉館なのでまた焦って駆け足になりました。根付コレクションも見て面白いかったですが時間ない。さらに新たに収蔵された品も展示してあって、古今和歌集断簡興味は引きましたが読めないし時間ない。切子碗曇っても良い感じですが時間ない。他もいろいろ見たいけど時間ない。時間ないので大急ぎで見ました。
1階に下りる時、ふと綺麗だと思って撮影。
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この直後スマホの充電切れました…。

前回同様閉館ギリギリで外に出ました。あちこち行って疲れたー、でも鳥獣戯画展はちゃんと前期後期両方見れたし、今回は常設も見れたし、とってもとっても楽しかったです。

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