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zoom RSS 平治物語絵巻を見にトーハクへ

<<   作成日時 : 2015/05/30 15:35   >>

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こんにちは。
今月、上野の東京国立博物館(東博)へ何回か行ってきました。
まずは常設展を見に行った時の話をします。

なぜ東京国立博物館へ行ったのか。そもそもは鳥獣戯画展を見たかったからです。今開催中の特別展ですね。もちろん鳥獣戯画も見たかったんですが、高山寺と明恵上人関連の展示が見たくて。明恵上人は紀州の人なので前から興味があったんです。前売券を2枚も買って予定を立ててました。
で、どうせ東博へ行くのなら常設展も見たいなと東博のサイトで展示品を確認したら。
なんと平治物語絵巻の六波羅行幸の場面がある。でも5月10日まで。
たぶん鳥獣戯画展は混むに違いないと思い平日に行こうと思ってたんですけど、仕事の関係でなかなか休みがとれず、5月10日まで平日は休めない状況。
そんなわけで、えー、どうしようと悩みに悩み。土日に鳥獣戯画展と同時に行くか、あるいは鳥獣戯画展は予定通り平日に行って、別の土日に常設展のためだけに行くか。
そして週末どうするか踏ん切りがつかないものの、えーいままよと東博へ向かいました。

東博の正門前に着いたのは15時ちょっと前。念のため鳥獣戯画展の前売も持ってはきたけれど、やっぱり週末、どえらい混みようで行く気をなくし、常設展のみ行くことに決定。
常設展は「総合文化展」という名前で、そのチケットを買おうとしたけど620円のと1000円のがある。なにが違うのかなと思ったら1000円のはミュージアムシアターのチケットが付いてるとのこと。
ミュージアムシアターって何かしらと見ると、よみがえる江戸城−江戸東京 上野編−。
おおぅ、江戸城ならお江さんがいたお城やん、慶長元和の頃は再現はないだろうけど、参考になるよねーと思って、最終回の16時には間に合うので、1000円のチケットを買いました。

ミュージアムシアターにはまだ間があったので、まっすぐ本館へ。
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左側には鳥獣戯画展の行列があって、それを横目で見ながら行きました。
事前情報で鳥獣戯画展に合わせた展示もあると知っていたので、まずはその関連展示、「鳥獣戯画と高山寺の近代−明治時代の宝物調査と文化財の記録−」から行きました。高山寺に関する明治期の模写と写真資料を集めたものです。あの鳥獣戯画の模本もあるんだとか。
実際に行くと、情報通りに模本の前は人がいなくてガラガラでした。わーい、余裕で見れるー、といそいそと展示に近寄りました。
人がほとんどいない上に撮影もOK。
画像

もちろん本物じゃないけど雰囲気はわかります。甲巻は全部、乙丙丁巻も一部見れます。ほんとに快適に見られるので、まあ最悪これでいいよね、っていう気分になれます。
また明恵上人の樹上坐禅図や仏眼仏母像の模写もありました。ひょっとしたらと思って双眼鏡を持っていたのですが、これがとても役に立ちました。樹上坐禅図のリス、目が悪いので正直肉眼じゃ見えなかったけど、双眼鏡のおかげで見つけることができました。
そして明恵上人のお顔、一説には美男と言われてるそうですが、うーん、これイケメンか〜?と疑問に。まあ無精ひげがはえてる状態の肖像画なのでなんとも言えませんが。
他にも明治期の調査で撮影された木造の明恵上人像の写真もありましたけど、好感のもてる雰囲気ではあるものの男前とまではねぇ…、とミーハーな好奇心も満たしつつの鑑賞。
仏眼仏母像は、若い頃の明恵上人が、欲望に負ける自分が嫌で、仏道修行に励むことができるようにと、この絵の前で右耳を切ったんだそうです。亡き母の代わりにこの絵の仏眼仏母像を母と慕ったとか、ほんとにお前大丈夫かと不安になるような精神状況だったようですが。まあたしかに清らかな美しさと懐の豊かさを感じさせるものではありました。
他にも火災にあってなくなる前の仁王門の写真があったりと興味深い展示もあり、本物を見る前に予習ができて良かったなあと思いました。

その後、他の展示はとりあえず無視して、今日の最大の目的の国宝室へ。
これだー、平治物語絵巻。
画像

色がきれいに残ってます。とてもいい。鎌田正清かその家来が登場したり、二条天皇が女装して脱出する場面があったり。あの牛車から見えてんのが二条さんなのねーと思って喜んで見ました。

見たい物をしっかり見たところで時間も近付いたので、ミュージアムシアターを見に東洋館へ。
ミュージアムシアターの中はシアターというだけにこじんまりとした映画館のようでした。
開始時間になるとスタッフの女の人が登場。昔の映画みたいにその人が説明をして映像が映し出される塩梅でした。
前半は江戸城の再現CG。幕末の資料を参考に作られたとか。私としては江戸初期の江戸城に興味あるので、映しだされる大広間の様子を見て、家康・秀忠・家光のときはどうだったのかなと思いつつ、また氷川神社の社家にも興味があるので、社家三家の当主たちは年始に登城してこの大広間に来てたんだろうなとも思いつつ見ておりました。松の廊下も出ましたが、大奥は上からの視点のみだったと思います。
また明暦の大火後再建されなかった天守閣の話も出て、寛永期の天守閣を再現してました。
前も言ったかもしれないけど、天守閣より市民の救済のほうが大事という保科正之の言葉は正論と言えば正論なんだけど、後世の人間としてはやっぱり天守閣建ててほしかったですね。
後半は画像資料から読み解く上野、みたいな話でした。江戸の浮世絵や地図で上野を見せたり、幕末の上野戦争以降、明治の上野の様子を絵画や写真で見せたりしてました。
全体的に興味深くて、見ることにしてよかったなと思いました。

東洋館も気になりましたが、時間がないのでまた本館へ。2階から見始めました。埴輪とか古代の出土品とか。蒔絵は美しかったです。
仏教美術のところでは明恵上人筆のお経があって喜んだり。鎧兜のところでは大関ヶ原展の延長が見れたような気がして喜んだり。
浮世絵とか能の衣装とか江戸の小袖とかも面白かったけど、なにぶん展示のボリュームがあり過ぎて、じっくり見てると時間切れになりそうで駆け足で見ました。
象についての美術工芸品がテーマの部屋もありました。展示自体も面白かったですが、実物を見せるために、上野動物園のゾウさんが映像出演してたのが楽しかったです。象の汚れや埃を払うことがテーマの美術品があり、その再現のために、上野のゾウさんが係員さんに埃を払ってもらってる映像もあったのですが、足の裏をちゃんと自分でひょいと係員さんに向かってもちあげて汚れを払ってもらってるのが、とってもかわいかったです。

そして1階。時間が残り少ないので流すように見る。仏像のコーナーは面白かったです。刀剣のコーナーは"このときは"人は少なかったです。日御碕神社の奉納された甲冑とその模写の展示があってここも面白かったですね。
歴史の記録というコーナーは、今上映のミュージアムシアター関連の展示。寛永期の天守閣の図とか明治以降の上野の絵画・写真がありました。
琉球&アイヌのコーナー、琉球はあんまりなくてアイヌの展示が主だったような。
近代の絵画工芸はあんまり興味ないので、おもいきり飛ばす。というか、ここで閉館時間が近づいてきてすごく焦ってゆっくり見てられなかったです。
触れたり見たり参加したりのコーナーもありましたが、はがきにハンコ押しただけで終わりました。
最後はミュージアムショップの中を通過して終了。ぎりぎりでなんとか終わったー!って感じでした。
画像

そんなわけで最後はめっちゃ駆け足だったけど、平治物語絵巻見れたし、高山寺関連の品も見れたし、江戸城関連の映像も見れたし、行った甲斐はありました。とても面白かったです。

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