かとりぶたを側に置き

アクセスカウンタ

zoom RSS 2011年NHK大河ドラマ特別展「江 〜姫たちの戦国〜」

<<   作成日時 : 2011/01/07 01:23   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 2

3日に江戸東京博物館で開かれている大河ドラマ特別展に行ってまいりました。
さらに丸ビル等で開催されている2011年NHK大河ドラマ「江 〜姫たちの戦国〜」全国巡回展と
浅井三姉妹が生きた戦国衣装展も見てきました。
以下は感想です。また長くなってしまいました。

まずは江戸東京博物館の大河ドラマ特別展から。
両国駅から江戸東京博物館へ向かいます。
いつもは私、音声ガイドを使わないのですが、今回は使いました。鈴木保奈美さんがドラマと
同じお市の方として語るというので、話のネタに体験してみようかなと。
鈴木さんの語りの感想は、わりとよかったです。聞き取りにくいところはなく、早さもちょうど
いい感じ。ただ鈴木さんは若干特徴ある高い声なので、あの声質が苦手な人もいるかも
しれません。もしその声質が嫌いでなかったら、音声ガイドに抵抗なかったら聞いて損は
ないでしょう。
ガイドの内容については、もし私と同じように「おごうが忠長を偏愛し後継者争いを引き
起こした」説を否定したい人であれば、一部不快な説明があります。ですが、それを除けば
お市の方が娘達の話を語っているように聞こえて面白いんじゃないかなと思います。

中は比較的すいているほうだと思いました。混んでいて見るのが大変という感じでは
ありませんでした。

入ってすぐのところに、ごうの書状が展示してあります。前期の展示は小少将の使いと
「おひもじ」のお目見えについての書状でした。
おごうさんが書いた手紙と思うと嬉しくてついしげしげと見てしまいました。他にも見て
いる人がいるのでずっと張り付いているわけにはいかないのですが、ほんとうに見れて
嬉しかったです。
展示の現代語訳で「おひもじ」は四女の初姫でした。下向してお目見えするからやはり
それが妥当でしょう。以前紹介した『近世女人の書』の説(おひもじがおそらく興子内親王)の
可能性はなさそうです。
また「我身」は「私(つまり、ごう)」になってました。福田千鶴さんは『江の生涯』で京極忠高に
してましたが、私は展示の現代語訳のほうがしっくりきました。手紙の中でそこまで言及
されていない人がいきなり代名詞で記されるのはちょっと変です。まずは官職で○○殿とか
書かれるのではないでしょうか。ちなみに図録の解説では福田さんと同じく京極忠高として
説明してましたけど……どうなんでしょう。

書状といえば、茶々の自筆かもしれない書状も見れました。伊勢慶光院宛の書状ですが
『江の生涯』でも引用されていた「わもじをするすると〜」の書状です。散らし書きで、三回目の
末尾から四回目にかけて書かれていました。本題の後に思いついてわざわざ書き加えた感じ
です。本題と関係ないけど最近の嬉しいことを書きたくなったので書いたんじゃなかろうかと
想像しました。

ちなみに初の書状は東京展では見られないみたいです。なんで〜(泣)。なんで持ってきて
くれないのかしら……。

肖像画も色々見ることができました。超有名な高野山持明院所蔵のお市の方を初めとして、
今まで本やネットの画像でしか見ることができなかったものを目の当たりにするのは貴重な
体験ですね。

ごうの肖像画も見ました。出家した姿なのはひっかかるものの、伝承ではごうのものなので、
これもまたじっくりと見ました。東京展には模写しか来ないのよね。しかもそれすら今月の
15日までだし。本物は長浜の特別公開と、養源院での京の冬の旅特別公開で展示される
ので東京には来ないのです。ああ、長浜と京都は遠い……。
千葉・医光寺のごうのものと思われる像もありました。これも出家姿なのでやっぱり
ひっかかるのですが、伝承を信じたいです。
四谷・長善寺のめのう観音もありました。これは伝承が、秀忠の死後にごうが奉納した
というおかしな伝わり方なので(実際はごうは秀忠より前になくなってる)、信憑性としては
どうなんだろうと思ってましたが、今回展示されたようです。

茶々が所用したと伝わる帯が出品されてました。五三の桐と、丸に井桁の紋が刺繍されて
いるものですが、もう一つ丸に丁子を三つ組み合わせた紋も小さく刺繍されていました。
五三の桐は豊臣、丸に井桁は浅井ですが、三つの丸に丁子も浅井に関連するのでしょうか。
丁子紋は正親町三条家の分家が使用してます。この丁子紋は正親町三条家のご落胤の
末裔としての浅井家の紋なのでしょうか。それともなんの関係もないのでしょうか。
増上寺の江の霊牌所の門であった丁子門にある丁子紋が前から気になっていたのですが、
茶々ゆかりの品で丁子紋の入ったものを見て、ますます気になります。

大坂城から出土した犬の土製品も展示されてました。小さな犬がたくさん並んでいて、
見たときは思わず「かわいい〜」と思ってしまいました。出土品でなかったら一つほしい
ぐらいでした。素朴な形をしているんだけど、小さくてかわいいです。玩具ないしは安産の
お守りらしいです。

北政所が使った道中風呂道具の風呂桶などがあり興味深かったです。以外に大きいので、
じかに人一人ゆっくり入れそうな感じです。また一度壊されてまた直した硯箱や、琴柱や
弦を外した琴が木下家に伝わっていて、豊臣に関するものを一度壊さなければならない
ような状況を思うと、よく残っていたなと感心します。

秀忠の書状は短いです。二つ折りにした紙の下半分が真っ白(笑)。無駄なことは書かない
ところに人柄が表れてますね。

家光・忠長・春日局の展示部分は、解説や音声ガイドの内容がアレだったんですが、展示品は
ちゃんと見ました。しかし『春日局譜略』だけは、これのせいで、ごうの悪評が立ったと思うと
複雑な気分でした。

息子達の展示と比べると娘達の展示は気楽に見れます。和子が千姫にあてた書状は微笑ましく
見れました。また和子入内時の衣装は元々十二単萌えな人間なので、大変楽しかったです。

そして宮殿。とても立派なものでした。装飾は華麗で、金箔はまばゆい。無事に修理も済んで
元の姿に近くなってよかったです。ごうのものと判明されたこともよかったなと思います。
まあ、解説は「将軍継承への思いが〜」とか「江がみずから育てた」など、アレな説明もあったの
ですが、宮殿自体はすばらしいものでした。

見終わった後は買い物です。戦利品です。
画像

滋賀県・福井県共同の三姉妹キャラ、「お江ちゃん」については文句たらたらだったのですが、
やはり買ってしまいました、ストラップ。なんだかんだいって買ってしまう、悲しいオタクの性で
あります。他に三姉妹そろったものとしてマグネットを買いました。
クリアファイルを買うのは恒例です。昔は絵葉書を買ってましたが、あれは意外に保存に
困ります。クリアファイルを買うようにしてから、実用的で便利になりました。
それからこの特別展の図録と、長浜市長浜城歴史博物館編『浅井三姉妹を歩く』。
色々な本がおいてあり目移りしましたが、なにぶん貧乏なので図録の他に一冊のみです。

2日・3日と常設展は無料だったので、このあと少し常設展を見て、その後東京駅に移動しました。
全国巡回展。
丸ビルの1階と3階でしたが、3階に行くのを忘れてしまった…。また行こうかどうしようか
考え中。1階の展示は大河『江』や江本人についてのパネル説明があり、また今回のドラマで
使用した衣装や道具があり、さらに出演者のサインがありました。
戦国衣装展。
新丸ビル3階と丸の内オアゾ1階でやってました。会場バラバラでめんどくさいです。過去の
大河での衣装や甲冑のレプリカがありました。衣装の説明に「オレンジ地」とあって眉根に
しわがよりそうになりました。せめて赤朽葉とか橙色とか柿色とか書いてほしいものです。
ほかに漫画があり、また後継者争いのことを書いていて、ため息がでました。
そして抽選でのプレゼントが赤備の甲冑だとか。当たっても置くとこないので応募しません
でした。

新丸ビルの下で、だし茶漬けを食べましたが、疲れていたせいかとても美味しかったです。
これで、3日の報告は以上です。なにか思い出したらまた少し追加するかもしれません。

江のゆかりの品の展示期間は下記の江戸東京博物館のHP・出品目録で確認できます。
見に行かれる方は参考になさってください。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/index.html
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/2010/01/pdf/list.pdf

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
楽しく拝読しました。
茶々姫の書状だけは拝見したことがあるのですが、ものすごい達筆で…(苦笑)あれだけは、いつまでも読めるようになる気がしません…

宮殿に関する蛇足解説について、拝見していると江戸東京博物館の学芸員さんのご意見なのでしょうか。たしか図録にもそれらしきことが書いてあったように記憶しています。

ラッキーなことに、来月東京へ行けるかもしれないので、その時はぜひこちらのレポートを参考にじっくりまわりたいです♪
紀伊
URL
2011/01/08 05:04
紀伊様、こんにちは。
素人なんで私は書状はまったく読めません。曲線というか模様というかそんな感じで、字が大きい小さい、行がそろってるそろってない、筆運びの感じが強い・弱いとかそんな見方しかできません。いくつかの書状は、解説の部分に現代語訳や文字の位置を記した説明があって、茶々さんの書状も、その説明で例の部分がどこなのかがわかった次第です。
例の解説、江戸東京博物館の学芸員の方の意見かもしれませんが、携わった方々の共通認識なのかもしれません。
東京にいらっしゃる予定とのこと、よかったですね。もし実現されたら、ぜひ楽しんでくださいね。
あまのかるも
2011/01/08 19:48

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
2011年NHK大河ドラマ特別展「江 〜姫たちの戦国〜」 かとりぶたを側に置き/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる