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zoom RSS 徳川秀忠の幼名について(追記含む)

<<   作成日時 : 2011/01/02 20:16   >>

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前の記事で大河講演会へ行った話をしましたが、その際気になることがありました。

講演会の後、屋敷さんに質問しようと会場に引き返したときのことです。
ある方が屋敷さんに質問していました。
TVガイドの出した『江 完全ガイドブック』にキャスト一覧が載っており、そこに
「竹千代」という役名があります。
ストーリーダイジェストによると「竹千代」は秀忠の子供時代を指すらしいです。
それが考証ミスじゃないかとネットで議論になっているとの話でした。

実は私もそこを読んだときにひっかかりました。
秀忠の幼名は一般的には長丸といわれています。長松とする説もあります。
また初め長丸、後に竹千代と呼ばれたという説もあります。

このうち、後に竹千代と呼ばれた説は、最近、違うなと思うようになっていました。
その理由が、最近読んだ本の曖昧な記憶からなので、胸を張って言えないのですが。
たしか、秀忠が上洛して京で元服した前後の話です。引用されていた史料は『家忠日記』
だったと思います。
* 京を往復した記述で、秀忠のことを「竹千代」とは書いておらず、
「長丸」かそれに類する名前で記していたと記憶しています。当時の日記に「竹千代」と
書いてないので、秀忠が竹千代と呼ばれた説の可能性は低いように私は感じました。
(とても曖昧な記憶なので、正月休みが終わったら図書館行って確認してきます。)

ついでなんで他の史料の記述も見てみました。
まず『徳川実紀』から。私が参照しているのは
このサイトの
http://www.j-texts.com/index.html
このページにあるデータです。
http://www.j-texts.com/jikki/index.html
該当の記述を抜き出します。
東照宮御実紀巻三 天正六年にはじまり十六年に終る
 ・七年の卯月七日に…御名を 長丸君と名づけたまふ。
台徳院殿御実紀巻一 慶長十年四月に始り六月に終る御齡二十七
 ・公御幼名を 長麿どのと聞え奉る。
このように『徳川実紀』には秀忠が竹千代と呼ばれた説の記載はないようです。

他にもネットで見られる史料を。Googleブックスで確認してます。
『徳川幕府家譜』
 ・御童名長松君 後竹千代君ト号
『幕府祚胤伝』
 ・御小名長丸君 一説及為嗣被改竹千代君
(書き下し文は「嗣と為るに及び竹千代君と改めらる」でいいのだろうか?)
『徳川幕府家譜』『幕府祚胤伝』には竹千代と呼ばれた説が載ってます。

さらに福田千鶴さんの『江の生涯』にも関連する史料の引用があります。
98ページ『多聞院日記』天正十八年正月二十八日条の引用です。
やはり天正十八年の上洛後元服・婚礼をした折りの話です。
 ・家康ノ世継ノ子御長殿ト云十三才
『多聞院日記』は当時の日記ですが「御長殿」なので、幼名は長丸または長松ですね。

秀忠の子供時代を「竹千代」とするのは、後に竹千代と呼ばれた説もあるので一概に
間違いとはいえませんが、その説は一次史料ではなく後世の記録に載っているので、
できれば避けたほうがいいような気がします。

*これについては後日記憶が間違っていたという記事をあげていたのですが、
この記事自体には訂正を入れてなかったので、遅くなりましたが訂正を入れました。
申し訳ありません。訂正記事はここです。

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